ソフトBドラ1甲斐野「開幕1軍」決定! ルーキーでは09年摂津以来 直球全て155キロ超「プロ初S」

西日本スポーツ

 ◆オープン戦 DeNA1-4ソフトバンク(16日・横浜)

 豪腕ルーキーが開幕1軍切符をつかみ取った。福岡ソフトバンクのドラフト1位、甲斐野央投手(22)=東洋大=が3点リードの9回に登板し、3人でピシャリと抑えて「プロ初セーブ」をマークした。最速157キロで、この日投げた直球は10球全て155キロ以上を計測。即戦力にふさわしい投球に、工藤監督も球団では2009年の摂津以来10年ぶりとなるルーキーの開幕1軍入りを認めた。

■9回ピシャリ

 9回2死、代打佐野に対して外角低めにこの日最速タイの157キロを投げ込み、二ゴロに打ち取った。内野手がマウンドに集まる。ハイタッチの輪の中央には甲斐野。「これまでベンチであの光景を見てきて、自分も1度くらいやりたいなと思っていた」と会心の笑みだ。

 圧巻の14球だった。先頭の代打神里、続く山下をそれぞれ156キロで二ゴロに打ち取った。この日投げた直球は10球全てが155キロ以上。「(球速が)なくなったら(プロで)生きていけないんで。どんどん力で押していこうと思った」とうなずきながら「先頭と最後の打者にはフルカウントまでいってしまった。変化球の制球が良くなかったし、そこは反省点」と口元を引き締めた。

 期待以上の投球を続けるルーキー右腕に、工藤監督も満足顔だ。「今まで投げてきたボール、残した成績もね。(本塁打を)打たれたのは(12日の巨人戦でゲレーロに浴びた2ラン)1本だけなんでね。自信を持って投げてくれれば、と思います」と評価。報道陣から開幕1軍メンバーに入るかを問われ「と思ってます。はい。僕は」と事実上認めた。

 甲斐野はここまで順調に階段を上がってきた。12日の巨人戦でイニング途中からの登板を経験し、13日の同カードでは初の連投をこなした。12日にプロ初本塁打を浴びても引きずることなく、その後の2試合は無失点。「あの一発で1球に対する集中力がより高まった。余計なことは考えず、とにかく捕手のミットを見据えて投げるだけ」と苦い体験を糧にしている。

■盟友から刺激

 東洋大での4年間、苦楽をともにした盟友の存在も力に変えた。この日のDeNA先発は開幕ローテ入りが有力視されるドラフト1位右腕の上茶谷。「投球は見てました。うれしいし、刺激になる。きょうは話せなかったので、帰って連絡します」。ともにプロの世界に挑む仲間との切磋琢磨(せっさたくま)を誓う。

 ホークスでは摂津以来10年ぶりとなるルーキー開幕1軍をほぼ手中にしても、甲斐野は満足していない。「まだまだやれると思っている。慢心することなく、向上心を持ってやることで自分の成長につながる」。最速159キロ右腕にとって開幕1軍はスタートラインにすぎない。 (長浜幸治)

=2019/03/17付 西日本スポーツ=

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