ソフトB東浜、1軍生き残り登板 2戦連続で乱調、信頼回復へ

西日本スポーツ

投球フォームを確認する東浜 拡大

投球フォームを確認する東浜

ダッシュを繰り返す東浜 ホークスの開幕2カード目までの日程

 東浜巨投手(28)が18日、1軍戦ラスト登板での快投を誓った。オープン戦3度目の登板として、20日の楽天戦(ヤフオクドーム)に先発予定。過去の実績から順当なら開幕2カード目初戦の4月2日オリックス戦先発が予想されるが、左脇腹の張りで調整が遅れた影響もあり、過去2試合は計3回1/3で5失点と精彩を欠いた。故障離脱者やサファテの不調などでチームが不安に包まれる中、千賀とともに柱の一人として期待される右腕が、首脳陣を安心させる。

■ブルペンで85球

 筑後屋内練習場に乾いたミット音が響いた。ブルペンにいたのは東浜だ。20日の楽天戦に備えて、内之倉ブルペン捕手を相手に85球を投げ込んだ。その約8割が直球。1シーズンを戦う上で軸となるボールを、一球一球丁寧に投じ続けた。楽天戦は自身1軍戦でのラストとなるマウンド。左脇腹張りによる出遅れもありここまで精彩を欠いているが、開幕へ向けて準備が整いつつあることを示した。

 「真っすぐが良くないと変化球が生きてこない。出力が出るようになってきた。下(半身)が使えるようになって、いい方向に向かっている」

 快投で、自らとチームを安心させる。今季はオフから開幕投手を目指したが、左脇腹張りのため予定されていた2月24日のオリックス戦登板を試合前に回避(試合は雨天中止)。今月9日のヤクルト戦で実戦初登板したが、1回3失点と精彩を欠いた。同13日の巨人戦では、先発し3安打4四球で2失点。めどとしていた60球を超えたため2回1/3での降板となった。

 「安心はほしい。手応えを感じられれば試合をつくりながら状態を上げられる」。本人もそう話すように、今回は先発として最低限の結果と内容が求められる。2017年には最多勝(16勝)をマーク。倉野投手コーチも「確実に状態は上がっている。実績もあるし、今の状態をどう修正すればいいかも分かっている投手」と、その実績から千賀とともに首脳陣は先発陣の軸としているが、万が一前回までのような内容なら、開幕ローテから外すことも考えざるを得ない。

 同コーチは「(開幕ローテに)決まっているのは千賀だけ」と、複雑な表情で明かす。今季は外国人枠が大きな鍵を握る中で、首脳陣は当初「投手3、野手1」を基本線に考えていたが、打の主力である中村晃が離脱。攻撃陣に厚みを持たせるため、16日からは2戦連続でグラシアルを3番、デスパイネを5番に据えた打線を組むなど「投手2、野手2」の割り振りも可能性が高くなっている。

 サファテも本来の姿ではないことから、ミランダ、スアレス、モイネロが好投を続けている中で、今季は近年にないほどギリギリまで投手陣の編成が確定しない可能性も高い。それだけに、まずは柱の一人となる東浜がその投球でチームをひと安心させる必要がある。 (倉成孝史)

=2019/03/19付 西日本スポーツ=