ソフトB東浜「準備できた」 開幕2カード目オリックス初戦へ

西日本スポーツ

1回1死、楽天・辰己を二ゴロに打ち取った東浜 拡大

1回1死、楽天・辰己を二ゴロに打ち取った東浜

5回1死二塁、楽天・茂木の打球に飛びつく東浜 力投する東浜

 ◆オープン戦 ソフトバンク4-3楽天(20日・ヤフオクドーム)

 東浜、開幕OK!! 福岡ソフトバンクの東浜巨投手(28)が楽天とのオープン戦に先発し、4回2/3を3安打、2失点とゲームをつくった。走者を出しても粘り強い本来の投球を取り戻し、クリーンアップから4三振を奪うなど要所を抑えた。左脇腹を痛めて調整が遅れていたが、ほぼ予定の球数を投げ終えてマウンドを降りた後「準備ができた」と自信を見せた。

■精密制球で5K

 光を見いだした。左脇腹痛から復帰し3度目の登板で自身も、首脳陣も安心させる投球を披露した。序盤からコーナーを丁寧に突く持ち味を発揮。初回の2死からは浅村に3球勝負を挑み外角低め144キロで見逃し三振。クリーンアップからの四つを含む5奪三振と楽天打線に的を絞らせなかった。

 「だいぶ進歩した。下半身を使って投げられて、狙ったところに投げられた。やっと試合で投げられる準備ができた。収穫は大きい」。予定の90球に迫る88球となった4回2/3まで被安打3、2失点(自責1)。その結果以上に、東浜にとって大きなものを手にした。

 2回は1死一、三塁からウィーラーに初球の高め直球を捉えられて左中間を破られる先制の2点適時二塁打を許した。「不用意な直球。シーズンでしてはいけないこと」と反省。ただ、これまで2度のオープン戦での登板とは違い、走者を出しても粘り強い本来の投球スタイルを取り戻した。

 左脇腹痛から復帰してからは、不安定な投球が続いた。9日のヤクルト戦は1回3失点、13日の巨人戦は3安打、4四球で2点を失い2回1/3で降板。無意識のうちに患部をかばい、出力が落ちていた。

■再発恐怖捨てた

 オープン戦最終登板までのこの1週間は、脇腹を痛めた経験がある選手に経験談を聞いて回った。「1回振り切れれば、大丈夫」。致命傷になりかねない部位だけに慎重にならざるを得ないが、怖さを捨てることで本来の姿に近づくことができた。

 工藤監督も「徐々に上がってきているのを確認できた」と胸をなで下ろした。2017年の最多勝右腕には「やってもらわないといけない投手。彼に望むところは大きい」と話しており、千賀との2本柱を期待。本来の姿を取り戻しつつあることで、開幕2カード目の初戦となる4月2日オリックス戦(京セラドーム大阪)での登板が濃厚になった。

 シーズンまでには、もう一度実戦での登板を予定。「手探りの状態からは抜け出せた。あとは、突き詰めていきたい」。進むべき道を探り当てた背番号16がようやく、安堵(あんど)の表情を見せた。 (鎌田真一郎)

=2019/03/21付 西日本スポーツ=