「打の明豊」12安打13点 横浜に快勝!4点差一気に逆転

西日本スポーツ

4回2死満塁、3点適時三塁打を放つ明豊・藪田 拡大

4回2死満塁、3点適時三塁打を放つ明豊・藪田

横浜を逆転で破り、笑顔を見せる明豊・川崎監督

 ◆第91回選抜高校野球:1回戦 明豊13-5横浜(24日・甲子園)

 プロ注目左腕を打ち砕いた! 明豊(大分)が横浜(神奈川)を13-5で破り、今宮健太(福岡ソフトバンク)を擁した2009年以来10年ぶりに春の勝利を手にした。横浜の最速153キロ左腕及川雅貴(3年)から5点を挙げ、3回途中でKO。5番藪田源(同)が長打2本で6打点を記録するなど、明豊打線は12安打と打ちまくった。2回戦では、明治神宮大会覇者でこの日米子東(鳥取)を破った札幌大谷(北海道)と対戦する。日章学園(宮崎)は習志野(千葉)に2-8で敗れ、甲子園初勝利はならなかった。

■満塁男藪田 走者一掃×2

 春夏通算5度の全国制覇を誇る横浜を破壊した。昨秋の公式戦打率は出場校中3位の3割7分5厘。「打の明豊」が看板通りの12安打13得点で甲子園でも本領発揮だ。

 4点を追う3回、連続四球で無死一、二塁としてから4安打5得点で逆転に成功。「高校ビッグ4」の一角、左腕及川をKOした。1点ビハインドの1死一塁で左翼線二塁打(相手失策で同点の走者が生還)を放った4番野辺優汰(3年)は「すごくいい投手と対戦して、自分たちの打撃ができた」と胸を張る。川崎絢平監督は「食らいついていこうと言っていたが、ひっくり返すとは」と目を見張った。

 さらに5番藪田が4回、8回の満塁の場面で走者一掃の長打。6打点で得点の約半分を1人でたたき出した。昨秋の九州大会準決勝、日章学園戦でグランドスラムを放った満塁男。「公式戦で6打点は初めて。チームとして及川君を打ち崩せたのが良かった」と笑った。

■次戦は神宮王者

 横浜との対戦が決まってから「及川対策」を始めた。140キロ超に設定した打撃マシンと左腕の打撃投手を定位置の2メートル前に置いて打ち込んだ。鋭いスライダー対策として、変化球はベルト付近に来る球を見逃し、胸元から入る球を狙った。「体感で直球は160キロ、変化球は140キロぐらい」と藪田。手応えを得た川崎監督の「直球なら大丈夫。自信を持っていけ」という励ましに後押しされ、全員が思い切りバットを振った。

 昨秋の公式戦9試合中7試合が2桁安打。冬の間は木製バットを使い、マシンと打撃投手、ロングティーと7カ所で打撃練習を行い、マシンの140キロを反対方向へ打ち返す練習を繰り返した。そこに及川対策をプラス。「練習で自信をつけた。満塁で回ってもプレッシャーよりも自信がある」と藪田は胸を張る。

■先輩超え目指す

 先輩今宮の甲子園の活躍に憧れ、明豊を目指した選手も多い。今宮に並ぶ春1勝を挙げたが「目標はベスト4以上」と表悠斗主将(同)は言い切る。夏8強の先輩を超える成績を目指し、次は神宮王者に襲いかかる。 (前田泰子)

=2019/03/25付 西日本スポーツ=

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