ソフトB柳田、今季1号は逆転満弾 目標上方修正!?「果てしなく」

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク6-5西武(30日・ヤフオクドーム)

 柳田悠岐外野手(30)の満塁本塁打で福岡ソフトバンクが逆転し、開幕2連勝を果たした。ギータの今季1号は2点を追う4回2死から一振りで試合をひっくり返すグランドスラム。逆転満弾は自身初めてだ。8回に1点差に詰め寄られたが、最後は森が今季初セーブで締めた。昨季、リーグ王者を奪われた西武との開幕カードの勝ち越しが決定。3年連続の日本一とリーグV奪回へ、これ以上ないスタートを切った。

■4度目グランドスラム

 主役が一振りで勝利への流れを引き寄せた。3点差とされた直後の4回だった。今宮が押し出しの四球を選んで2点差として、なお2死満塁。柳田は西武の先発今井が投じた初球、高めに入ってきたスライダーを振り抜いて、弾丸ライナーで右翼席へ突き刺した。今季の1号は逆転の決勝グランドスラム。喜ぶベンチに指をさし、お決まりの最高ポーズを繰り出した。

 「満塁はでかい。4点入るから。結果はたまたまだけど、たまたまでもチームに貢献できてよかった」と白い歯をこぼした。満塁本塁打は2015年5月16日の西武戦(ヤフオクドーム)以来4年ぶり。これで計4本目で、うち3本が本拠地での西武戦となった。

 何度も繰り返して口にする「試行錯誤」の結晶だ。遊ゴロに倒れた3回の第2打席で力みを感じた。続く本塁打の打席は少しだけ力を抜き、同時にバット構えを心持ち寝かせた。今月中旬のオープン戦の関東遠征から試した新たな形で「間が少ないように感じて、少し力を抜いた。自分のスイングとか見逃す姿勢とか、距離が合っていなかった。今まで、どうやったら修正できたかを考えながら。それが、はまった」。試合中でも、臨機応変に対応する能力は年々磨きがかかっている。

 試すのは道具も同じだ。昨季は主にメープル素材のバットを使っていたが、キャンプ中に堅く反発力のあるホワイトアッシュ素材を試し、試行錯誤の末に、軟らかいイエローバーチ素材に行き着いた。昨季自己最多の36発&102打点を記録した道具に固執することなく、高みを目指してまい進。開幕前日の28日には「今日が一番(調子が)よかった。早よう(シーズンが)始まらんかなあ」と、思わず口にするほどの状態に仕上げた。たゆまぬ探求心が進化を続ける男の原動力だ。

■力抜いて弾丸ライナー

 前日29日の開幕戦で、同じく満塁弾を放った昨季の本塁打王の西武山川は2号ソロ。「あいつは化けものですから」と苦笑いしたが、今季は50本を目指す自身も、開幕2戦目で幸先よく一発を繰り出した。

 状態の良さに手応えもある。お立ち台では目標本塁打数をあらためて問われ「果てしなくです。果てしなく」と珍回答で上方修正し!? スタンドを爆笑させたギータ。言葉通り、果てしない進化を今季も見せてくれそうだ。 (山田孝人)

   ◇    ◇

 孫オーナー(柳田の満塁本塁打について)「すごいホームランだったですね。ここぞというところで打ってくれます」

=2019/03/31付 西日本スポーツ=

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