ソフトB打線を目覚めさせた!助っ人グラシアル先制1号

西日本スポーツ

2回無死、グラシアルが左中間に先制ソロを放つ 拡大

2回無死、グラシアルが左中間に先制ソロを放つ

先制ソロを放ち、ベンチ前でシャドーボクシングのポーズを取るグラシアル

 ◆オリックス0-3ソフトバンク(4日・京セラドーム)

 頼れる助っ人が待望の今季1号だ。2回。先頭打者のグラシアルが、オリックスの先発松葉の甘いチェンジアップを逃さなかった。体勢を崩されながらも最後は左腕一本でバットを振り切ると、打球は左中間フェンスを越えた。「ストライクゾーンに入ってくる球を積極的にスイングできた。打った瞬間は入るとは思わなかった。崩されたけど、よく打球が飛んでくれてよかった」と目を細めた。

 前夜、オリックスの山本ら4投手にわずか1安打。嫌な流れを振り払うこの試合のチーム初安打は、先制点となり、結果的に決勝点ともなる貴重な一発だった。ベンチ前では、お決まりのカメラに向かってのシャドーボクシングパフォーマンスも披露。4回は1死から再び松葉のスライダーを捉え、中堅フェンス直撃の二塁打も放つなど、今季2度目のマルチ安打もマークした。

 昨季は54試合に出場し、迎えた来日2年目。「昨年の経験があることは大きいかな。相手投手がどんなボールを投げ、どんな特徴があるのかとか昨年は分からなかったから」。ただ、経験頼りにはならない。試合前だけでなく、時間を見つけては頻繁に他球団投手の映像を食い入るように見入る。「いい状態を保てている」と、経験を踏まえた上で、周到な準備を重ねる実直な姿勢が好調を支えている。

■映像見て入念研究

 開幕直前まで首脳陣が頭を悩ませたのが外国人枠の起用法だった。最大4人枠を投手3、野手1で運用するのが当初の基本方針。その場合の野手1枠は、日本での実績があるデスパイネに回ることが有力だった。だが、打率3割超えの打棒はもちろん、積極的な走塁、内外野を守れる万能性も持ち合わせるなど起用法の幅も広く、その存在感は増すばかり。中村晃の離脱などもあってチームは野手2人を選択したが、かねて「やるべきことをやるだけだ」と話すナイスガイの不在はもう想像できない。 (山田孝人)

=2019/04/05付 西日本スポーツ=