阿部、妹がライバル パリでの不覚、福岡でやり返す 柔道全日本選抜体重別6日開幕
柔道の世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)の日本代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権は6、7日、福岡市の福岡国際センターで開催される。大会開幕を前日に控えた5日は注目選手が福岡市内で会見。
男子66キロ級の阿部一二三(日体大)は、今春から日体大の後輩になった妹の詩へのライバル心を見せた。「妹には負けてられない。すごくいい刺激をもらっているので、負けじと頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。
昨年は兄妹で世界王者となったが、昨年11月のグランドスラム(GS)大阪は詩が優勝で今年の世界選手権の内定を勝ち取ったのに対し、一二三は決勝で丸山城志郎(ミキハウス)に敗れて内定を逃した。さらに2月のパリでは初戦で一本負けの不覚。「いいところを全く出せなかった」。GSパリの試合の映像を見直し、「技を単発で打つより、足技を入れて入った方が効いていたのを見て、自分の柔道を一から見直した」と出直した。
幅を広げながら信条の「一本を取りに行く柔道」を徹底。「負けた時が一番、自分自身を成長させてくれる。パリでの悔しさを胸に挑みたい」と“雪辱”を期している。
順当なら決勝で闘う丸山との代表争いに注目が集まるが、目の前の闘いに集中する。「丸山選手だけの対決とは見てない。一戦一戦、闘って優勝を目指していけたら」。2年ぶりに福岡で凱歌(がいか)を上げ、再び兄妹で世界の頂に立つ。 (広田亜貴子)
=2019/04/06付 西日本スポーツ=


























