素根3連覇で世界へ 憧れ阿武以来に挑む 柔道全日本選抜体重別6日開幕
柔道の世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)の日本代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権は6、7日、福岡市の福岡国際センターで開催される。大会開幕を前日に控えた5日は注目選手が福岡市内で会見。女子78キロ超級の素根輝(18)=環太平洋大、福岡県久留米市出身=は、3連覇と初の個人での世界選手権代表入りへ意気込みを語った。
過去2年以上に今年のタイトルは譲れない。「今回と皇后杯(21日の全日本女子選手権)は世界選手権と来年の東京五輪に向けて大切な大会になる。全力を出して優勝する」。女子78キロ超級で昨年の世界選手権を制した朝比奈沙羅(パーク24)と代表を争う素根が強い意志を言葉に込めた。
10代で3連覇を達成すれば1993~95年の阿武教子以来となる。昨年大会で素根が果たした「高校生連覇」や高校生でのアジア大会制覇も阿武以来の快挙だった。「連覇は意識していない」という素根だが、父行雄さん(57)と同じ福岡・柳川高出身の阿武に対する思い入れは強い。「阿武さんも私と同じく階級の中では小柄な方だった。見習い、採り入れるところは採り入れたい」。兄が練習相手として支えてくれる点や、担ぎ技に活路を見いだす点など共通点は多い。
今月に入学した環太平洋大ではバルセロナ五輪71キロ級金メダルの古賀稔彦総監督に師事。大一番を前に「負けたらだめだと考えすぎず、やってやるという気持ちで臨んだ方が良い」と挑戦者として闘うようハッパを掛けられた。「とにかく前に出て、相手より先に仕掛けて最後まで一本を取りに行くのが私の柔道。どの選手も強いけど、特に朝比奈選手に直接対決で勝ちたい」。昨年は3戦3勝だったライバルを再び退け、代表に近づく。 (末継智章)
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近藤亜美(三井住友海上、女子48キロ級で2年ぶりの優勝を目指す)「相手選手の研究と技を磨くことに重点を置いてきた。リオデジャネイロ五輪で負けた悔しさを忘れずに、東京(五輪)に向けて精いっぱいやりたい」
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芳田司(コマツ、女子57キロ級の昨年の世界女王)「最初から最後まで自分のワールドをつくって、勝ちきる柔道を求めている。試合で変化していくのも私の柔道の一つ。変化を求めて突き詰めたい」
=2019/04/06付 西日本スポーツ=


























