ソフトB奥村、この経験次に生かせ/斉藤和巳氏の目

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西日本スポーツ評論家の斉藤和巳氏

 ◆ソフトバンク3-7ロッテ(5日・ヤフオクドーム)

 10回にロッテの上位打線に対して奥村が送り出されたのは、登板が増えている勝ちパターンの救援陣を休ませる狙いだろう。結果は裏目に出たが、奥村はベース板の上で勝負できていたし、必死さも伝わった。

 既に開幕から7試合中4試合に投げている。シーズンを通して常にいい投球というのは無理だ。だから奥村は今回の経験から得た課題をクリアし、次に生かし、自分のものにしていけばいい。リリーフだから、なおさら引きずるわけにはいかない。彼の最大の長所は、投げっぷりの良さ。いい選手なのは間違いない。今回打たれたことで、首脳陣の評価が変わることはないと信じている。

 千賀はナイスピッチング。最近のホークスで先発が9回を投げきること自体が少ないので価値は高い。ただ、注文もある。初球の真っすぐを2打席続けて本塁打にされた中村奨を、7回、オール変化球で右飛に打ち取った。真っすぐの抑えが利かない、走りが悪いなど理由はあったかもしれない。それでも、あえて打たれた真っすぐで勝負して三振を奪えば、チームを鼓舞し、ドーム全体を盛り上げたはずだ。そんな腹をくくった姿も見たかった。 (西日本スポーツ評論家)

=2019/04/06付 西日本スポーツ=

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