ソフトB開幕5連勝で止まった ドラ7奥村裏目、延長10回3ラン被弾

西日本スポーツ

延長10回無死一、二塁、角中に勝ち越し3ランを浴びた奥村 拡大

延長10回無死一、二塁、角中に勝ち越し3ランを浴びた奥村

グラウンドに一礼し、ベンチを後にする工藤監督

 ◆ソフトバンク3-7ロッテ(5日・ヤフオクドーム)

 福岡ソフトバンクの開幕からの連勝が5でストップした。今宮健太内野手(27)が3回に左翼席に本塁打を放ち、開幕から7戦で4度目のマルチ、直近4試合で3発の活躍で打線を引っ張った。先発の千賀滉大投手(26)は9回まで129球を投げて試合をつくり延長戦に突入したが、ルーキーの奥村政稔投手(26)が10回に3ランを浴びて勝ち越され、力尽きた。それでも開幕から7戦で1敗。まだまだ勢いは止まらない。

■5連敗中ロッテに

 開幕から1引き分けを挟んで、2008年以来となる11年ぶりの5連勝をマーク。スローガン通りの開幕「ダッシュ」に成功していた工藤ホークスが今季の7試合目、対照的に5連敗中だったロッテに12球団最後の初黒星を喫した。試合後の工藤監督は「負けたとしても、しっかり切り替えていくだけ。次に向けてやっていきたい」と、淡々と試合結果を受け止めた。

 ルーキーながら開幕1軍入りを果たし、ここまで好投を続けていた奥村には苦い一戦となった。延長10回から千賀に代わって2番手で登板。ところが工藤監督が「(制球が)少しね」と振り返ったように制球に苦しむ。先頭の加藤に四球を与えるなどして迎えた無死一、二塁だった。角中を追い込んで投じた5球目、内角の直球を捉えられた。右翼スタンドへの勝ち越しの決勝3ランを被弾した。

 1死も取れず4失点を喫した奥村は「先頭の四球ですね。(角中の場面も)集中力のある打者を上回れなかった。ベンチでは(ナインに)励ましてもらった。信頼を取り戻したい」とプロ初黒星を今後の糧にすることを誓う。工藤監督も「打たれることも経験なので。それを次に生かすことが大事だから。送り出したのは僕なんでね。切り替えて」とかばい、この先の奮起に期待を寄せた。

 大阪からの移動試合となった一戦を前に、指揮官は「いい形で(福岡に)戻ってこられたんでね。また勝ち越していけるようにしたい」と気合を入れていた中で喫した1敗目。02年以来17年ぶりの開幕6連勝と、前身の南海時代だった1955年以来、球団64年ぶりとなる開幕7戦無敗(当時は10連勝)の達成は消えた。

■打線は好調11安打

 ただ目先の記録ではなく、見据えるのは2年ぶりのリーグ覇権奪回と3年連続の日本一。千賀が9回まで投げ抜いたことで登板過多だった救援陣の多くが休めたことも大きい。0・5差の2位だった楽天もオリックスに敗れ、首位であることも変わらない。打線も11安打と好調をキープする。工藤監督は「とにかく(3連戦を)勝ち越すことを目標にしている。また次」と何度も切り替えることを強調した。さあ、リスタートだ。 (山田孝人)

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 王球団会長(奥村について)「これも経験だからね。簡単じゃない世界だし、よし、今度こそという思いを持ってやっていってほしいね」

=2019/04/06付 西日本スポーツ=