「体重82キロ以下なら2軍」ソフトBにまた育成の星 釜元プロ1号の裏に珍指令

西日本スポーツ

ファンとハイタッチを交わす釜元 拡大

ファンとハイタッチを交わす釜元

 ◆ソフトバンク11-1ロッテ(7日・ヤフオクドーム)

 6日のロッテ戦でプロ初先発し初安打を放った8年目の釜元が、プロ1号本塁打をマークした。前日に続き「9番左翼」でスタメン出場。松田宣、上林の連続弾が飛び出した8回に、1死走者なしで東條のスライダーを振り抜くと、打球は右中間テラス席に吸い込まれた。「あのゾーンにホームランを打てるとは思わなかったので全力疾走しました」。初々しく興奮気味に記念の一発を振り返った。

 グラシアルの離脱によって巡ってきたチャンスをものにしている。育成から2015年に支配下登録されたが、昨季まで1軍出場は9試合。昨秋には工藤監督から「オフの課題」として体重5キロ増を命じられた。「太りにくいから必死だった」と1日6食に加えて、プロテインなども積極的に摂取し、ノルマの体重85キロで春季キャンプイン。2軍で2年連続盗塁王に輝いた俊足も武器だが「周りから、スイングも強くなったと言われる」と打撃のパワーアップを実感している。

 3回には先頭としてこの回の4得点につなげる中前打を放つなど、プロ初マルチもマークした。現在は体重が若干落ち83キロ。「監督からは82キロになったら2軍と言われている。毎日必死です」。9日の日本ハム戦は生まれ育った長崎が舞台。まずは初安打と初本塁打の記念球を、実家の両親に直接渡すつもりだ。 (倉成孝史)

=2019/04/08付 西日本スポーツ=