17歳古賀高校生V YAWARAちゃん以来

西日本スポーツ

山崎珠美(左)に大内刈りを決めて優勝した古賀若菜 拡大

山崎珠美(左)に大内刈りを決めて優勝した古賀若菜

 ◆全日本選抜柔道体重別選手権最終日 女子48キロ級(7日・福岡国際センター)

 女子は48キロ級に17歳で初出場の古賀若菜(福岡・南筑高3年)が初優勝した。同級では田村亮子(福岡工大付高出身)以来となる高校生女王に輝き「令和」のヒロイン候補に躍り出た。57キロ級は芳田司(ミキハウス)が制し世界選手権2連覇の挑戦権を手に入れた。

 新時代の到来を告げるニューヒロインが誕生した。初出場の17歳、古賀が女子48キロ級を制した。「強い選手の中で自分の力がどれだけ通じるか分かった」。初日に78キロ超級で優勝した素根輝(環太平洋大)の南筑高の1年後輩が今大会2人目の10代女王となった。女子48キロ級を高校生が制するのはYAWARAちゃんこと田村(現姓谷)亮子以来となる。

 シニアの実力者に思い切りぶつかった。1回戦は延長で反則勝ちだったが、準決勝は膝車を決めて技ありで勝ち進んだ。決勝は前回覇者の山崎に開始23秒で大外刈りをかけて技ありを取ると、2分23秒に大内刈りが決まり一本勝ち。決勝戦の前に山崎と以前対戦した動画を見て研究。序盤から攻めていった。「自分の実力が出せた。得意の大内刈りで決められてよかった」と声を弾ませた。

 4歳の時に兄の影響で柔道を始め、小5から中2まで全国大会で優勝。高校でも全国総体2連覇中だ。「勝負勘があり、技に入るタイミングは天性のもの」と松尾監督は、その素質を高く評価する。同じ福岡県久留米市出身の素根とは小学生の頃からの知り合い。「昨日(6日)、輝先輩に『頑張れ』と言ってもらって力になった。少し近づけたと思う」。素根も試合場に駆け付け、古賀に声援を送った。

 昨年の講道館杯は準優勝。今大会は2017年世界女王の渡名喜がけがで欠場する中で強さを示し、世界への道が見えてきた。「次の五輪を目指せれば」。「令和」の「YAWARA」が24年パリ五輪のヒロイン候補に名乗りを上げた。 (前田泰子)

=2019/04/08 西日本スポーツ=

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