阿部「今は踏ん張り時」

西日本スポーツ

 ◆全日本選抜柔道体重別選手権最終日 男子66キロ級(7日・福岡国際センター)

 あおむけのままぼうぜんと天井を見つめた。敗れた直後、阿部は立ち上がることができなかった。「気持ちの部分を前面に出していけたが、その部分もあと一歩届かなかったかなというのが現実」。昨年11月のグランドスラム(GS)大阪の決勝で敗れた相手に優勝を奪われ、2年ぶりの王者にはなれなかった。

 延長戦に突入し、二つ目の指導を引き出して優位な状況に立った後、足技で相手を崩し、技ありで優勢勝ちしたかに思えたが、判定は取り消されて再スタート。それでも「指導を狙わずに投げにいった」と前へ攻め続けたが最後に力尽きた。

 2月のGSパリは初戦敗退。今大会は準決勝から脇腹にテーピングをして臨む苦しい闘いだった。「今は踏ん張り時。苦しい時期が続いているが、しっかり乗り越えてオリンピックを目指したい」。世界王者がここからはい上がる。 (広田亜貴子)

=2019/04/08付 西日本スポーツ=

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