大野王者のプライド 3年ぶり3度目優勝

西日本スポーツ

男子73キロ級決勝の延長戦で橋本壮市(下)から技ありを奪い、優勝した大野将平 拡大

男子73キロ級決勝の延長戦で橋本壮市(下)から技ありを奪い、優勝した大野将平

 ◆全日本選抜柔道体重別選手権最終日 男子73キロ級(7日・福岡国際センター)

 リオデジャネイロ五輪王者の大野が3年ぶり3度目の優勝を決めた。全日本選抜体重別選手権の男子73キロ級決勝。大野とライバル橋本との決勝は9分30秒の長い闘いになった。延長に入り、5分30秒で隅落としを決めて決着をつけた。準決勝も海老沼と9分13秒の激闘。お互いに激しく攻め合う姿は場内から拍手が起こったほどだ。「準決勝はお互い盾を捨てて矛と矛でぶつかりあった。やってて楽しかった。決勝は準決勝に比べて見応えがなかったかも」。それでも「10分でも20分でも勝つまでやるだけ。簡単に道を譲るわけにはいかない」とトップに立つプライドがあった。

 後輩の闘いに奮い立った。男子66キロ級を制した丸山は天理大の後輩。母校で一緒に稽古をしている。昨年の世界王者の阿部を延長の末に破った後輩の闘いを見て「一番身近な後輩。あんな試合を見せられたら先輩も頑張らなきゃいけない」と刺激を受け畳に上がった。

 昨年のアジア大会、グランドスラム(GS)大阪大会を優勝し、今年もGSデュッセルドルフ大会で優勝と好調だ。次の舞台は2015年以来の世界選手権。「勝ち続けることによって自分にしかない境地があると思う。自分を追い込んでその先の景色を見るために稽古したい」。その先に見える風景を求めて勝ち続ける。 (前田泰子)

=2019/04/08付 西日本スポーツ=

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