競泳渡辺一平を変えたEXILE 史上初2分5秒台見えた

西日本スポーツ

 日本水泳連盟は9日、7月の世界選手権(韓国・光州)の日本代表17人を発表した。同選手権で金メダルを獲得した選手は東京五輪代表に内定する。東京都内で行われた記者会見に出席した男子200メートル平泳ぎ世界記録保持者の渡辺一平(トヨタ自動車)は「世界記録を更新して優勝し、東京五輪内定を目標に頑張りたい」と宣言した。

 8日まで開催された日本選手権の200メートル平泳ぎでは、自らの世界記録2分6秒67に0秒35差まで迫る2分7秒02で初優勝。150メートル時点で世界記録を0秒59も上回るハイペースだった。最後に力尽きて失速したものの「強化次第で2分5秒台というとてつもない記録を出せる」と実感。史上初の大台を視界に捉えた。

 日本代表の平井伯昌ヘッドコーチが「世界記録へのチャレンジは、われわれが何を目指さないといけないのかを示してくれた」と絶賛したレース。全体的に低調な結果だった日本選手権の中で、もっとも会場を沸かせた。

 「見ている人を盛り上げる」-。今春から社会人となり、意識するようになったことだという。きっかけは昨秋、同じマネジメント会社に所属する縁で訪れたEXILEのコンサート。「全部の曲を知っているわけではなかったけど、ライブを見たら『はまるな』と思って。すごく力をもらった」。翌日からEXILEの曲を繰り返し聴くようになり、練習にも気合が入るようになったという。

 「水泳に対して興味のない人にも面白いと思ってもらえるようなレースをしたい。会場全体の雰囲気を変えられるかは選手次第」

 今後は国際水連が新設した賞金大会に出場予定。17年世界選手権金メダリストで2分6秒台の自己記録を持つチュプコフ(ロシア)らとしのぎを削る。「すごいメンバーと勝負できる。強化の一環という位置づけだけど負けたくない」と意気込んだ。「東京五輪はぶっちぎりで優勝」と目標を掲げる22歳が、来夏の「HERO」へさらなる高みを目指して上り続ける。(伊藤瀬里加)

=2019/04/09 西日本スポーツ=

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