ソフトBミランダ三度目の正直 7回2安打無失点

西日本スポーツ

6回2死、楽天・浅村を右飛に打ち取り、ほえるミランダ 拡大

6回2死、楽天・浅村を右飛に打ち取り、ほえるミランダ

先発し7回2安打無失点のミランダ

 ◆楽天0-1ソフトバンク(13日・楽天生命パーク宮城)

 三度目の正直で結果を見せた。スコアレスの7回。2死の場面、ミランダは一、二塁に走者を背負った。「あと1人だから、振り絞っていけ」。マウンドに駆けつけた倉野投手コーチから活を入れられた。足立に対し2ボールと不利なカウントになりながらも、追い込んでからの6球目はフォーク。力ない二飛に打ち取り、最大のピンチを切り抜けた。球数は来日以来最多の125球に達していた。

 最速145キロの直球を軸にフォーク、チェンジアップを織り交ぜ楽天打線を惑わせた。三つの三振は、すべて直球で奪ったもの。「前回より腕が振れたし、積極的に投げられた。来日以来、初めて120球投げたけど全然、問題なかった」。7回を被安打2、無失点。今季2勝目こそお預けになったが、失いかけていた信頼を取り戻した。

 この試合でふがいない投球をすれば、2軍降格の可能性もあった。キャンプから上々の仕上がりを見せていた左腕は、6人の開幕ローテーションの中で、千賀とともに早々に内定していた。しかし、3月30日西武戦は勝ち星こそ付いたが5回4失点で降板すると、4月6日ロッテ戦は4本塁打を浴び7点を失い自己最短2回2/3でKOされていた。

 それでも、これまでのルーティンを変えることはなかった。「変えないことを心掛けている」。信念を曲げないのは、心強いパートナーの存在も大きい。

 今季からは日本でもベネズエラ人トレーナーのネストル・モレノ氏と二人三脚でコンディションを整えている。米マイナーリーグで野手兼捕手としてプレーしていた同氏は、ヤンキースの左腕チャプマンのトレーナーをしていたこともあり、同郷のスターに憧れるミランダにとっては心のよりどころ。「マイアミから来てくれていて、僕の考えを実現してくれるから、とても充実している」と白い歯を見せる。開幕こそつまずいた左腕だが、ここから変わらぬ活躍を見せていく。 (鎌田真一郎)

=2019/04/14付 西日本スポーツ=