ソフトバンク、ロッテに4戦9被弾…工藤監督「意識しすぎ」

西日本スポーツ

3回2死、ロッテ・レア‐ド(左)に満塁本塁打を浴びた東浜 拡大

3回2死、ロッテ・レア‐ド(左)に満塁本塁打を浴びた東浜

3回の投球を終えベンチで悔しがる東浜

 ◆ロッテ6-0ソフトバンク(16日・ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテ戦になると、なぜこんなに打球を飛ばされるのか? 東浜巨投手(28)がレアードへの満塁弾を含む2本塁打を食らって、昨年5月以来の黒星を喫した。今年チームが浴びた14本塁打のうち、実に9本がロッテ戦。最下位に沈むカモメを敵地で勢いづかせた。打線も涌井の前にわずか2安打で、今季初の零封負け。タカは関東7連戦の初戦で完敗し、依然首位でも再び楽天に並ばれた。

 致命的な一発だった。1点ビハインドの3回。東浜は2死二塁から、慎重になりすぎ3番中村奨、4番角中を歩かせた。満塁で迎えたのは、本塁打リーグトップのレアード。2ボールからの3球目。ストライクを取りに行ったカットボールは甘くなった。バックスクリーン左に飛び込むグランドスラム。序盤ながら、あまりにも重い4点だった。

 「一番やってはいけないことをやってしまった。(レアードの)前の2人で抑えないといけなかったけど、無駄に慎重になってしまった。今日の負けは100パーセント、僕の責任」

 東浜にとっては今季初の被本塁打。満塁弾に限れば2016年7月18日のオリックス戦でT-岡田に許して以来のことだった。

 6回には角中に真っすぐを新設された「ホームランラグーン」に運ばれる左越えソロを食らった。結局、6回を被安打6で6失点。東浜はこれまで調子の良しあしにかかわらず試合をつくってきたが、昨年から続いたレギュラーシーズンの自身の連勝は7でストップ。昨年5月25日の楽天戦以来の黒星となった。

 寝ていたカモメをたたき起こす形になった。最下位のロッテは4連敗中と下降線をたどっていた。だが、ホークスにとってはヤフオクドームでの前回3連戦でも計7本塁打を浴びて負け越した相手。そして今回で4戦計9被弾だ。今季の被本塁打数14のうち、実に6割以上がロッテ戦。相性の悪さは顕著だ。

 前日の15日の投手練習では、打者有利になったZOZOマリンでの投球を「低めに投げる意識を再確認する機会」という認識を先発陣で共有した。それでも一発攻勢に屈してしまった現実に、工藤監督が「ちょっと低めを意識し過ぎかな」と言えば、森ヘッドコーチは「バッテリーが苦手意識を持ってしまっているのかな。攻め切れていない」と過剰反応によって、投球を窮屈にしてしまっていると分析した。

 一巡した各チームの対戦で唯一負け越した相手だけに、要らぬ苦手意識を植え付けられてはならない。「切り替えていきましょう」。指揮官の言葉通り、負の連鎖は早めに断ち切りたいところだ。 (鎌田真一郎)

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◆今季のホークスVSロッテ

 今季初対戦だった5日からの3連戦(ヤフオクドーム)でも過激な空中戦を展開。5日はロッテに3発(中村奨2、角中)、ホークスに2発(松田宣、今宮)が飛び出し、ロッテが延長10回の角中の3ランなどで7-3で勝利。6日もロッテが4発(加藤2、中村奨、レアード)を放ち、2発のホークス(今宮、上林)に7-3で打ち勝った。7日はホークスが7発(柳田、デスパイネ、内川、松田宣、上林、釜元、福田)で11-1と圧勝。8回の1イニング4発は球団タイ記録だった。

=2019/04/17付 西日本スポーツ=