ソフトB大改造の新打線的中 3番今宮、4番松田宣連続適時打

西日本スポーツ

3回2死一、三塁、右前に先制打を放つ今宮 拡大

3回2死一、三塁、右前に先制打を放つ今宮

3回2死一、三塁、中前適時打を放つ松田宣

 ◆西武0-2ソフトバンク(19日・メットライフドーム)

 「千葉の悪夢」を振り払うべく、工藤監督が大胆に動いた。3番にはプロ10年目で初のクリーンアップとなる今宮を据え、打撃好調を維持する松田宣を2017年6月24日の西武戦以来、664日ぶりとなる4番に起用。新打線が機能したのは、両チーム無得点で迎えた3回だった。

 2死から四球と安打で一、三塁の好機をつくると、打席には今季チーム最多の5本塁打を放つなど、開幕から打線をけん引する今宮が入った。「2番でも3番でもやることは変わらない」。自然体で多和田の外角直球を捉えると、打球は一、二塁間を抜けチーム4試合ぶりの先制点をたたき出した。

 「千賀の投球を見て、1点を取ってあげないといけないと強く感じた。今日は負けられないので何が何でもという気持ちだった」という今宮の思いを、続いて打席に立った松田宣も抱いていた。「エースで勝つと勢いに乗れる」。なお一、三塁で多和田の内角高めフォークを中前へ運び、リードを2点に広げた。約2年ぶりの“大役”にも「4番目に打席が回ってくるだけ。あまり意識はない」とベテランらしい落ち着きを見せた。

 前カードはロッテ相手に2試合連続零封負けを喫するなど3連敗。柳田やグラシアルら多くの主力をけがで欠く打線は3試合計2得点で、チーム打率1割2分4厘と冷え込んだ。その間クリーンアップは1安打。17日には首位から陥落し、暗雲垂れ込める中で昨季のリーグ王者西武の本拠地に乗り込んだ。得点は3回の2点のみだったが、新たに組まれた打線は4試合ぶりの2桁安打となる11安打をマーク。5番デスパイネ、6番内川がそれぞれ2安打を放ったのも明るい材料だ。

 采配がはまった工藤監督は「だいぶヒットは出てくるようになった。あと1本というところはあるけど、まずはつながりが出てきたというのが一番大きい」と胸をなで下ろした。森ヘッドコーチも「嫌な流れを断ち切れた。これであしたは気持ちよく迎えられる」と安堵(あんど)の表情。連敗を止めたタカが獅子相手に息を吹き返した。 (長浜幸治)

=2019/04/20付 西日本スポーツ=