明豊圧勝8強 4番野辺5の5/春季九州高校野球

西日本スポーツ

5回1死二塁、左前打を放つ明豊の4番野辺。5打数5安打で大勝に貢献した 拡大

5回1死二塁、左前打を放つ明豊の4番野辺。5打数5安打で大勝に貢献した

 ◆春季九州高校野球2回戦:明豊11-4鹿児島実(21日・平和リース球場)

 高校野球の春季九州大会(第144回九州大会)第2日は21日、鹿児島市の平和リース球場などで2回戦5試合があり、ベスト8が出そろった。選抜大会4強の明豊(大分)は鹿児島実に11-4で8回コールド勝ちして4季連続の準々決勝進出。4番野辺優汰(3年)が5打数5安打で打線を引っ張った。同8強の筑陽学園(福岡)は、4番福岡大真(3年)の本塁打などで佐賀商に8-2で快勝した。興南(沖縄)は5-4で神村学園(鹿児島)にサヨナラ勝ち。福岡大大濠は延長10回で球磨工(熊本)を破った。選抜大会に21世紀枠で出場した熊本西も8強に進んだ。

 開催地鹿児島の名門に甲子園4強の底力を見せつけた。明豊が14安打で11得点。初回に3点をもぎ取ると最後まで主導権を握ってコールド勝ちだ。「最後にひっくり返されてきたので、次の1点を勝負強く取れるかだった」と川崎絢平監督。昨秋の九州大会決勝の筑陽学園戦、選抜大会準決勝の習志野(千葉)戦とも逆転負け。この勝利で一つの壁を越えた。

 強力打線を引っ張ったのは野辺だ。初回、8回に適時二塁打を放ち、7回にはセーフティーバントも決めた。右越え、中前、左前と全方向に安打を放ち、5打数5安打2打点で4番の役割を十分果たした。「当てにいかないようにドッシリとしたスイングをしたかった。今日はできたと思う」と納得していた。

 甲子園では4番に座りながら4試合で14打数3安打1打点。「全然自分の持ち味を出せなくて悔しかった」。甲子園では腰の位置を低くして構えていたため、内角の球に対応できなかった。その反省から腰を高くして構えるようにフォームを修正した。「バットが出やすくなった」と効果を感じている。

 この日は左腕の吉開大輝(2年)が公式戦初登板で先発。スタメンには選抜大会では2桁背番号で今回1桁を背負った選手も目立つ。「チームの底上げをしないと夏の甲子園は危うい」と川崎監督は夏を見据えて競争を促す。オーダーも選抜大会と大きく変わったが、その中で野辺は指定席の4番を任されている。「九州大会では自分のいいところを出していきたい。目標は優勝です」。2季連続で銀だったメダルの色を自分のバットで金色に変えてみせる。 (前田泰子)

=2019/04/22付 西日本スポーツ=

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