スカウトも注目 九産大1年・渡辺17K パーム武器に快投 福岡六大学野球

西日本スポーツ

毎回の17三振を奪った九産大の渡辺 拡大

毎回の17三振を奪った九産大の渡辺

 ◆福岡六大学野球春季リーグ第2週第2日 九工大2-4九産大(21日・福工大野球場)

 福岡六大学野球の春季リーグ戦(西日本新聞社後援)第2週第2日は21日、福岡市の福工大野球場で3試合を行い、九産大と九共大が勝ち点を2に伸ばした。九産大は渡辺翔太(1年・北九州)が毎回の17奪三振でリーグ戦初勝利。チームは九工大に4-2で逆転勝ちした。九共大は8-5で福教大に打ち勝った。日経大は打線がつながって福工大に9-2で圧勝し、初の勝ち点を挙げた。

 KKKKKKKKKKKKKKKKK。初回から毎回連なった三振は17個。九産大の1年生渡辺が、大学2試合目で快投を演じた。

 「ベストピッチに近いです。高校の時も、こんなに取ったことはないと思います。自己最多です」と渡辺が124球完投を振り返る。初回は7球で片付けて2K。4回には3者連続三振に切って取るなど5回1死まで一人の走者も許さない。結果的には被安打5、2失点に終わったが、ウイニングショットのパームボールを武器に球威は最後まで衰えない。

 耐えたマウンドでもあった。先輩たちはチャンスは築くが、得点は初回の1点の後、なかなか追加点を奪えない。それどころか8回には渡辺が2本の長打を浴びて勝ち越され、敗戦の危機にも直面した。9回に何とか逆転。渡辺は辛くも「完投負け」は免れた。

 渡辺は北九州高3年の昨夏、脚光を浴びた。北福岡大会でノーシードながら優勝候補の東筑や自由ケ丘を撃破して4強入り。その原動力となったのが渡辺だった。同大会では最速145キロをマークし、プロのスカウトも注目。結局、九産大に進学したが、高校の頃と比べ、さらに一回りたくましくなった姿を見せた。

 頼もしい1年生豪腕の出現。春季リーグ戦6年連続優勝を目指す九産大にとって、この先の戦いを計算できるようになった。 (森本博樹)

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 渡辺翔太(わたなべ・しょうた)

 2000年10月29日生まれ。北九州市出身。小学3年からソフトボールを始め、富野中では硬式クラブ「八幡東ボーイズ」で投手と遊撃手。北九州高では2年秋からエース。3年夏は北福岡大会の準決勝で甲子園出場の折尾愛真に3-6で敗れる。好きな選手は大谷翔平(エンゼルス)。181センチ、79キロ。右投げ右打ち。

=2019/04/22付 西日本スポーツ=