佐藤貴 平成締めくくりV 平成チャンピオンカップ 【山陽】

西日本スポーツ

 山陽オートのG1第25回平成チャンピオンカップは最終日の21日、最終12Rで優勝戦(1着賞金300万円)があり、7号車の佐藤貴也(34)=浜松=が猛烈なS攻勢から中盤で先頭を奪い、最後の「平チャン」を制した。G1は4度目のV。2着は人気を落としていた1号車の新村嘉之がトップSから粘り、3着は大会3度目のVを狙った8号車の青山周平。2連単は2万1810円、3連単は8万8000円の高配決着となった。連覇を目指した有吉辰也は6着。5日間の総売上額は9億7682万円余り(目標額10億8105万円)だった。元号が変わる来年度は大会名を変えて実施する。

■ヒーロー

 最後の“平チャン”のタイトルを手にしたのは、連覇を狙った有吉辰也でも、大会2度のV歴がある青山周平でもなかった。佐藤貴也が10メートルオープンの7枠という不利枠を、持ち味のS力で克服して完勝。「最高ですね」と目尻を下げた。

 ここ一番の勝負強さが光った。4日目までもSはある程度は切れていたが、「そこまで突き抜けていなかった」。それが最後の大一番でドーンと切ってくるあたりはさすが。戦前に「(2枠の)有吉選手の横まで行けないと(優勝は)厳しい」とレース序盤の最低条件を思い描いていたが、まさにその通りの展開をつくり「勝因はS」と満足そうに振り返った。

 準決後のクランク交換という思い切った整備も「大正解」と言い切る。「今節は1着が一本もなかったし、次節には地元でオールスターもある。いろんなことを考えて」と、かえって下降するかもしれないリスクを恐れずに着手。「抜群だった」というエンジンパワーも栄冠を後押しした。

 次節は連覇が懸かるSGオールスター。しかも地元での開催だ。「これ以上の流れはないでしょう。昨年は、山陽のこの大会で優勝戦4着の後、飯塚オールスターで優勝した。今回はここで優勝だから、何もしなくていいんじゃないかな」と冗談めかしたが、最後は「(オールスター連覇も)任せてください」と力強い口調できっぱり。今度は地元ファンの前で表彰台に立つ。 (三島隆助)

 ◆佐藤 貴也(さとう・たかや)1985年2月22日、静岡県生まれ。162センチ、51キロ、血液型B。29期生として2004年7月に選手登録。同期には金子大輔、早川清太郎、丹村飛竜らがいる。18年の飯塚オールスターでSG初制覇。18年後期ランクは自己最高のS級2位。今期(19年前期)はS級7位。通算393勝、22V(SG1、G1 4、G2 4)。

■戦い終わって

 新村嘉之(2着)締めて走って、ペースは全然上がらなかった。1周目から大きく走りたかった。

 青山周平(3着)タイヤのハネはなかったが、流れた。でも車は少しずつ良くなっている。

 伊藤信夫(4着)着通りの車。3日目みたいな、いい状態にはならなかった。

 若井友和(5着)Sがすごく遅かった。車は別に問題はなかった。

 有吉辰也(6着)タイヤが滑ったし、車も重い感じ。1角の展開も…。

 浦田信輔(7着)滑りはあったが、Sが切れなかったのが一番の敗因。

 渡辺 篤(8着)Sは悪くなかったが、外から貴也(佐藤)さんが飛んできた。車は悪くなかった。

=2019/04/22付 西日本スポーツ=

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