熊本西、初4強 5回から救援エース霜上締めた/春季九州高校野球

西日本スポーツ

5回を投げて1失点でリードを守った熊本西のエース霜上 拡大

5回を投げて1失点でリードを守った熊本西のエース霜上

4強進出を決めマウンドで叫ぶ霜上 準決勝組み合わせ 熊本西-大分工の試合結果

 ◆春季九州高校野球準々決勝:熊本西2-1大分工(22日・平和リース球場)

 高校野球の春季九州大会(第144回九州大会)第3日は22日、鹿児島市の平和リース球場などで準々決勝4試合があり、21世紀枠で選抜大会に出場した熊本西が大分工に2-1で競り勝ち、初の4強進出を決めた。8回に1点差に追い上げられたが、エース霜上幸太郎(3年)が粘って逃げ切った。興南(沖縄)は昨秋の九州大会で敗れた筑陽学園(福岡)に6-1でリベンジ。西日本短大付(福岡)は選抜大会4強の明豊(大分)を7回コールドの7-0で破った。大分は福岡大大濠に11-10でサヨナラ勝ちした。23日は休養日。24日の準決勝は、熊本西-西日本短大付、興南-大分の顔合わせとなった。

 勝利の瞬間、マウンドのエース霜上がほえた。昨秋の九州大会で初の8強入りを果たしたチームが壁を突破し、また一つ階段を上がった。「夏に向けて大きな自信になる。勝てたのは大きいと思います」と主将でもある霜上は1点差の勝利を喜んだ。

 8番船場晴也(3年)が2回、6回と適時打を放って2打点。試合では「フライと三振が(合わせて)9個以上になると投打がちぐはぐになって勝てない」と横手文彦監督に言われている。6回2死一、三塁の船場の打席まで、フライと三振は8個。後がない状況で、船場は「しっかりたたこうと思った」と二遊間を破った。5回から登板した霜上は8回に1点差とされながら、なお続いた2死満塁のピンチをしのぎ、9回も走者を出しながらリードを守った。

 選抜大会後は練習試合で12連敗。「甲子園から帰ると、勝てない時期が必ずある」という横手監督の言葉を支えに、ナインは長いトンネルの中でじっと耐えた。九州大会直前に1勝を挙げて上昇の兆しを感じながら鹿児島へ。甲子園を経験した主力3人を欠きながら勝ち上がった。横手監督は「夏は9人で戦うのは難しい。控えの選手も合わせて戦いたい」と今大会で選手層の拡大を狙っている。

 選抜大会では初戦で智弁和歌山に2-13で敗れたが、全国トップレベルの実力を体感できた。「全国の打者と対戦できるよう頑張っていきたい」と霜上は夏を見据える。決勝に進み、頂点を争う戦いをすれば、チームはもっと強くなる。 (前田泰子)

=2019/04/23付 西日本スポーツ=

PR

アクセスランキング

PR

注目のテーマ