ソフトバンク外野スタメン全員内野手 工藤監督「今は辛抱の時」

西日本スポーツ

オリックスに逆転負けを喫し、ベンチで険しい表情の工藤監督(中央) 拡大

オリックスに逆転負けを喫し、ベンチで険しい表情の工藤監督(中央)

2回2死三塁、ベースカバーに入ったオリックス・榊原(右)より一瞬早く一塁ベースを踏み、先制適時内野安打の牧原 1回無死一塁、二塁内野安打を放つ周東。投手は榊原

 ◆ソフトバンク2-3オリックス(24日・ヤフオクドーム)

 またも工藤ホークスの打線が苦しいやりくりを強いられた。17日のロッテ戦で受けた死球の影響で、上林が今季初めて欠場。23試合目で開幕戦でスタメン出場した外野手3人の名前が初めてオーダーから消えた。代わりに外野で先発したのはいずれも内野手登録の3人。工藤監督の表情も険しい。「今、うちは辛抱しなきゃいけない時だと思うので」と、自分に言い聞かせるように話した。

 思うように得点ができない。1点リードだった3回は無死一塁から松田宣が二ゴロ併殺。同点とされた4回も無死一塁で、明石が二ゴロでダブルプレーに。再び1点リードの6回は、明石がこの日2度目の併殺に倒れた。今季ワーストタイの1試合3併殺で逸機を続けたことは終盤に響いた形となった。6回まで、毎回の8安打を放ちながら2得点のみ。指揮官は「併殺もヒットも紙一重ですからね。こういう時もあるでしょうし」と振り返った。

 上林も死球を受けて以降、出場は続けたが5試合でわずかに1安打。首脳陣も現時点で出場選手登録を抹消する方針ではないが、出場も日々の状態を見ながらになることは確実で、本調子ではないことは明らかだ。開幕前に中村晃が離脱したのに続き、柳田、グラシアルも不在。三森や周東ら若手がこの試合でも安打を放つなど明るい材料もあるが、打線は今後も苦しい構成を迫られることになりそうだ。

■8安打で2得点のみ

 工藤監督は「我慢するところはしっかり我慢してやっていかないと。ベテランだけでなく、出ている人が頑張っているから」と努めて前を向く。この日、適時内野安打と犠飛で2打点と気を吐いた牧原も、チーム事情で定位置の二塁ではなく、7戦連続で外野で先発する。「こういう状況だからこそ、みんなで(穴を)埋めていかないといけない。主力が戻ってくるまで結果を出し続けたい」とナインの思いを代弁した。今は耐えるしかない。 (長浜幸治)

=2019/04/25付 西日本スポーツ=