西短付6季ぶり3度目決勝進出 熊本西に6-4 春季九州高校野球

西日本スポーツ

初回無死、初回先頭打者本塁打を放ってホームでチームメートとタッチする西日本短大付の近藤(右) 拡大

初回無死、初回先頭打者本塁打を放ってホームでチームメートとタッチする西日本短大付の近藤(右)

 ◆春季九州高校野球準決勝:熊本西4-6西日本短大付(25日・平和リース球場)

 西日本短大付(福岡)が2016年春以来6季ぶり3度目の決勝進出を果たした。主将・近藤大樹(3年)の初回先頭打者本塁打で勢いづき、この回だけで6得点を挙げて流れをつかんだ。26日の決勝で、ともに準決勝で選抜大会出場校を破った興南(沖縄)と対戦する。

 主将の初回先頭打者本塁打が西日本短大付に3年ぶりの決勝進出を呼び込んだ。プレーボール直後、近藤が3球目のカーブを振り抜くと、打球は左翼の芝生席へ飛び込んだ。九州大会に入ってから準々決勝までの2試合で安打は1本だけ。「来た球を思い切りフルスイングした。二塁打ぐらいかなと思ったら入っていた」と本人もびっくりの先制弾だった。

 さらに6番吉永光(3年)の右中間2点二塁打と7番宇郷拓海(2年)の右越え3ランで初回だけで一挙に6得点。初の4強進出で勢いに乗る熊本西に痛烈な先制パンチを浴びせた。その後は熊本西の4番手で登板したエース霜上幸太郎(3年)に抑えられ、追加点を奪えなかったが、近藤は「初回に6点を取ったので後は守備でゼロに抑えればいいと思って、みんなに集中しろと言っていた」と冷静だった。

 飯塚一中時代にU-15(15歳以下)日本代表として2016年のU-15ワールドカップに出場し、高校入学後は1年夏から遊撃のレギュラーで出場するなど経験は豊富。50メートル5秒9というチーム一の俊足を買われ、昨秋から1番に定着した。「プロを目指しています。足と守備は誰にも負けたくない」。登録では168センチ、69キロながら、九州大会3試合で無失策と安定した守備はチームの支え。やはり小柄でも球界トップの守備力を誇る今宮(福岡ソフトバンク)に憧れる。

 日章学園(宮崎)、明豊(大分)、熊本西と選抜出場校を次々と破って決勝進出。西村慎太郎監督は「甲子園を経験したチームと3試合も対戦して夏へ最高の経験ができている」と成長を確信する。決勝は全国トップクラスの左腕を擁する興南と対戦。「主将として1番として流れを持っていきたい」と宣言する頼もしい主将がチームを頂点へ導く。 (前田泰子)

=2019/04/26 西日本スポーツ=

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