西武相内プロ1勝は幻に 親だけに伝えていた今季初登板

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5回無死、西武・相内はロッテ・荻野に1号ソロを打たれ天を仰ぐ 拡大

5回無死、西武・相内はロッテ・荻野に1号ソロを打たれ天を仰ぐ

 ◆ロッテ8-9西武(25日・ZOZOマリンスタジアム)

 西武は今季初登板の相内がプロ初勝利を挙げられなかったが、延長戦を制し借金を1に減らした。

 相内が思わず顔をしかめたのは3回1死一塁。真っすぐを中村奨にはじき返され、左翼席に運ばれた。チームが先制した直後の逆転2ランに続き、5回には荻野に左越えソロを浴びた。それでも通算7度目の先発での初勝利へ必死に腕を振った。

 「やっと(出番が)来たなという感じ。自分自身の状態はいい。試合をつくれるように投げたい」。今季は2軍の3試合で2勝、防御率0・90。結果を残し先発機会が巡ってきた。1軍で過去6度の先発は全て黒星。「もう7年目だし、焦りはある。そろそろやらないといけない」と並々ならぬ決意で臨んでいた。

 故郷千葉での先発は2016年9月3日以来。前回は4回途中7失点でKOされた。「前は100人ぐらい呼んで、みんなの前で恥をかいた。今回は親にしか言ってないです」。目の前の試合だけに集中し、緩急を使いながらゲームを組み立てた。

 そんな相内を打線がもり立てた。6回に森が逆転2ラン。再び同点とされた直後の7回は長短4安打などで3点を奪って勝ち越した。相内は待望の初勝利の権利を手にして交代したが、救援陣が打たれ、つかみかけた白星は逃げていった。

 自己最長の6回を投げて4失点、勝敗はつかず。反省点を「3本もホームランを浴びたところ」と挙げた7年目右腕は、プロ1勝を逃したことも前向きに受け止めた。「これまでチームに迷惑をかけてきた分、絶対に勝つという強い気持ちでマウンドに上がった。良かったところは四球を簡単に出さなかったこと。球種ではチェンジアップが良かった。力んだところもあったけど(森)友哉のリードのおかげで修正できた」と感謝した。

=2019/04/26 西日本スポーツ=