ソフトバンク千賀、杉内以来の4戦連続2桁K 大好きな札幌Dで無傷5連勝

西日本スポーツ

先発し7回を投げ11奪三振。指で「11」をつくる千賀 拡大

先発し7回を投げ11奪三振。指で「11」をつくる千賀

5回2死一、三塁、日本ハム・中島を空振り三振に仕留めグラブをたたく千賀 6回2死一塁、日本ハム・王柏融を空振り三振に仕留める千賀 千賀の札幌ドームでの登板成績 連続試合2桁奪三振上位記録

 ◆日本ハム1-5ソフトバンク(27日・札幌ドーム)

 お得意の北の大地で千賀滉大投手(26)の剛球がうなりを上げた。7回1失点、11奪三振で今季2勝目。札幌ドームでは無傷の5連勝だ。4試合連続の2桁奪三振は2009年の杉内以来、10年ぶり。右腕の好投に乗せられるように打線も12安打5得点を日本ハム投手陣に浴びせた。ロッテに敗れた楽天をかわし、0・5ゲーム差で11日ぶりの首位に浮上した。

■5試合連続QS

 北の大地でもどよめきを与えた。千賀にとって2年ぶりの札幌ドーム。初球156キロをマークすると、日本ハムファンから驚きの声が漏れた。ヤフオクドームの開幕戦の初球で161キロをマークした時に似た、反応だった。

 その右腕がうなり、毎回、三振を重ねていった。6回2死一塁、台湾時代に2度の打率4割を記録した王柏融を2球で追い込むと宝刀フォークで空振り三振に仕留めた。球団では2009年の杉内(5試合連続)以来となる4試合連続2桁奪三振で、自己記録を更新。「いいことだと思う。狙ったところで取れているので。まずは一安心」と充実感を漂わせた。

 7回を投げ、失点は中田に浴びたソロの1点のみ。「めちゃくちゃ(調子が)いいわけではなかった。真っすぐが大したことなかったけど、しっかりフォークが使えた」。11三振のうち、7個を宝刀で奪った。開幕以来、5試合連続のクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)と安定感抜群の右腕は、2勝目を手にし札幌ドームは通算無傷の5連勝となった。

 背中を追う右腕が、かつて躍動したマウンドでの快投だった。昨年12月、米国に渡りダルビッシュ(カブス)の門をたたいた。「何もかも目からうろこ。余計に雲の上に感じた」。その影響もあり、野球ノートを付け始め、読書をするようにもなった。トレーニングの理論書や栄養学の専門書を、ロッカーに買いだめてある。

■コーヒーに挑戦

 トレーニングの効果で、体重も5キロ増加。本格的に取り組むようになったウエートトレーニング前には、効果が上がると知って欠かさず苦手なコーヒーを口にするようになった。「今までの自分では信じられないことをしている。今は新しいことを吸収することが楽しい。コーヒーはやっぱり苦いけど…」。苦味より、自身の変化に喜びを感じている。

 奪三振数は登板5試合で54個となり、奪三振率は驚異の13・135。球団記録は5試合だが、バスに乗り込む前に「あと四つ頑張ります…冗談ですけど」と笑みを浮かべた。プロ野球記録は17年に楽天則本昂が記録した8試合。誰に知らされなくとも千賀の頭の中には、しっかりたたき込まれている。 (鎌田真一郎)

=2019/04/28付 西日本スポーツ=

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