西武・栗山V打 「ここやな」勝負どころ読む

西日本スポーツ

8回に勝ち越し打を放ち勝利に貢献、ファンの声援に応える西武・栗山 拡大

8回に勝ち越し打を放ち勝利に貢献、ファンの声援に応える西武・栗山

 ◆オリックス2-4西武(28日・京セラドーム大阪)

 プロ18年目のベテランは、勝負どころが「ここやな、と」。神戸生まれの35歳が、関西弁のイントネーションで振り返ったのは8回。押し出し四球が二つ出て、2-2の同点となり、さらに2死満塁。「ここで同点止まりだとキツいのよ」と辻監督。だからこそ、栗山の決勝タイムリーは、価値が高いのだ。

 オリックス先発のK-鈴木の前に7回まで無得点。8回から代わった近藤、山崎福を攻め立て、4番山川、5番森が連続の押し出し四球を選び、勝ち越し機で栗山。「みんながチャンスメーク。リズムをつくってくれて打席に入れたんで」。左腕山崎福の138キロ直球を思い切り引っ張り込んで右前へ運び「試合を決める一打を、そろそろ打ちたかった」と今季24試合目での“ヒーロー打”に大興奮。一塁ベース上で思わずガッツポーズだ。

 「ウチの打線に対して『いいところを投げなきゃ』とか『一発を避けなきゃ』とか、それで四球だろ。やっぱり、野球はああなるんだよ」と辻監督。8回のヒットは栗山の1本のみだが、6四球を選んだ。その力に相手がおびえ、自滅しての逆転勝利も「強さ」の裏返しだ。これで4連勝、21日ぶりの貯金1には「おーっ、3週間ぶり? 全然まだ、関係ないけど」と素知らぬ顔の指揮官だったが、開幕3連敗でつまずいた昨年のVチームがいよいよ、本調子になってきたようだ。 (喜瀬雅則)

=2019/04/29付 西日本スポーツ=