ソフトバンク武田危険球退場 痛恨の令和大敗発進

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク0-9楽天(1日・ヤフオクドーム)

 不名誉な「令和初」から屈辱の大敗!! 武田翔太投手(26)が危険球退場したホークスが記念すべき令和初戦を落とした。2回無死一塁でウィーラーに頭部死球を与えた先発右腕が令和初の危険球退場となり、救援陣も踏ん張れずに今季最多の9失点。内川が途中交代した打線も沈黙し、令和を今季4度目の零封負けでスタート。本拠地恒例の「どんたく博多デー」でもあった2位楽天との直接対決初戦を落とし、0・5ゲーム差に詰め寄られた。

■不名誉「1号」 自己最短降板

 新時代到来のメモリアルゲームの歯車は、武田が投げた1球で狂ってしまった。スタンドには「令和」と記したボードを掲げるファンの姿があるなど、祝賀モードに満ちたヤフオクドームで、わずか打者5人、26球での危険球退場。不名誉な「令和初」だった。

 初回を三者凡退で立ち上がりながら、2回は先頭の島内に中前打。続くウィーラーに投じた5球目だ。高めに抜けた147キロがヘルメットのつばに当たり、敷田球審が頭部死球による危険球退場を宣告。本拠地にどよめきが広がる中、右腕はベンチへ引き揚げた。

 「(2回は)インコースに厳しく投げなければ、という気持ちが強くなりすぎてしまい、ボールが抜けてしまった。大事に至らなくてよかった。チームにも迷惑をかけて申し訳ない」

■緊急登板の川原初失点

 元号が令和に改まった1日の6試合の第1球目は、野球殿堂博物館で展示するために回収された。初回に武田が1番の茂木に投げた147キロも、捕手の甲斐が捕球後に球審に渡した。記念すべき1球を投じながら、先発右腕は自己最短の1回0/3で姿を消した。

 武田の危険球降板の後は、開幕から8試合連続無失点だった左腕川原が2番手でマウンドへ上がった。救援陣が控えるブルペンは「当たった瞬間に一気に緊張が増した」と明かす。座った捕手に投げたのは、マウンドでの投球練習というほどのドタバタ劇。文字通りの緊急登板だった。

 川原は無死一、二塁から1死を奪ったが、続くブラッシュに右中間フェンス直撃の適時二塁打を浴び、2死後にはオコエに2点適時打を許した。救援陣は3回も2点を失い、4番手の加治屋も3イニング目の7回に4失点。「相手のバッティングカウントにしたのが反省」と唇をかんだ。

■「どんたくデー」5連敗

 本拠地恒例の「どんたく博多デー」で今季最多の9失点。昨年の「どんたく博多デー」だった4月25日の西武戦も12失点の投壊で大敗。通算7度目の恒例イベントは5連敗となり、皮肉なことに相手の“祭り”をお膳立てしてしまった。

 令和初戦で昨季を上回る4度目の零封負け。2位楽天との首位攻防第1ラウンドを落とし、0・5ゲーム差に肉薄された。「今日の試合は終わったので。明日。常に前を向いて。明日です」。新元号での屈辱的な船出を引きずらず、工藤監督は前を見据えた。 (鎌田真一郎)

=2019/05/02付 西日本スポーツ=

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