J1大分と鳥栖あす6年ぶり九州ダービー 岩田と原、東京五輪世代対決も

西日本スポーツ

東京五輪代表入りへ鳥栖とのダービーでもアピールを狙う大分・岩田 拡大

東京五輪代表入りへ鳥栖とのダービーでもアピールを狙う大分・岩田

大分の鳥栖戦成績

 令和最初の「九州ダービー」となるJ1大分トリニータとサガン鳥栖の今季初対決が4日、大分市の昭和電工ドーム大分で行われる。今季初対戦で2013年以来、6年ぶりの対戦。4戦負けなしで勝ち点17の4位と好調な大分は、東京五輪世代の岩田智輝(22)が3バックの一角として開幕から9試合フル出場中。鳥栖・原輝綺(20)との東京世代対決を制し、五輪代表へアピールするつもりだ。一方、4連敗中で9戦1得点と苦しむ鳥栖のカレーラス監督はJリーグで自身初のダービーマッチからの逆襲を誓った。

 大分にとって令和最初の一戦は岩田の未来を懸けた戦いにもなる。鳥栖の原とは東京五輪世代の年代別代表で右サイドバックの座を争うライバル。ともに出場すればJリーグでは初対決だ。「そこは負けていられない。チームが勝つために戦えば、内容でも上回る」と九州ダービーへ気合を高めた。

 J1初挑戦の岩田は好調なチームで躍動している。右サイドからの果敢なオーバーラップで攻撃に厚みを持たせ、4月14日のホーム仙台戦ではJ1初ゴール。「試合を重ねるたびに少しずつ余裕が出てきている」と手応えが増してきた。

 今季はともに開幕からコンスタントに出場しているが、現時点で年代別代表の実績は原に軍配が上がる。岩田が招集されたのは、U-20(20歳以下)日本代表がタイヘ遠征した2017年12月が最後。一方の原は今年3月のU-23(23歳以下)アジア選手権予選にも出場した常連。昨夏のジャカルタ・アジア大会決勝では韓国のフル代表でも活躍する孫興民(トットナム)を封じた。

■課題の守備にも自信

 ライバルが強みにする守備こそ自身の課題と岩田は自覚する。「(4月20日の)ガンバ大阪戦も自分の前にあったスペースを使われてピンチになった。僕は守備の選手。攻撃はできるけど守備はできないよね、とは思われたくない」。ボールを奪いに行くか、前のスペースを消して相手の攻撃時間を遅らせるかという状況判断力を実戦で磨いている。同27日のC大阪戦では大分ユースの大先輩で憧れだった元日本代表の清武弘嗣と対戦し、得点を許さなかった。

 鳥栖戦でも2007~09年に大分でプレーした元日本代表の金崎夢生とマッチアップする可能性がある。「子どものころ、ドーム(現昭和電工ドーム大分)で見ていた選手と試合できるのは幸せ。速く体幹が強くてうまい選手を止めれば、代表入りのチャンスは出てくる」。ライバルの前で成長の証しを示し、代表争いで優位に立つ。 (末継智章)

   ◇    ◇

■6月国際大会若手にチャンス

 岩田や原には6月に国際大会出場のチャンスが広がっている。U-22(22歳以下)日本代表が6月1日開幕のトゥーロン国際大会(フランス)に出場。同14日開幕の南米選手権(ブラジル)は参加に年齢制限はないが、クラブに対して代表招集の拘束力がないため、招集しやすい若手が主体となるとみられている。鳥栖も大分も代表活動に協力的な姿勢を示しており、貴重な経験を与えられる可能性がある。J2福岡の三国らU-20(20歳以下)世代は今月23日からのU-20ワールドカップ(W杯)に参戦し、トゥーロンや南米選手権の代表争いに加わらない。

=2019/05/03付 西日本スポーツ=

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