ソフトB大竹、直球にスピード表示以上の球威/西村龍次氏の目

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク1-0楽天(2日・ヤフオクドーム)

 大竹はしんどい展開をよく勝ちきった。援護に恵まれず、勝ち星がつかなくても、自分の調子を崩さず、ベストな状態を保ち続けた成果だ。悪い流れもこの勝利で変わると確信した。

 いわゆる「スミ1」は投手にとって本当にきつい。1点を守ろうと意識して、攻めの姿勢を忘れがちになるからだ。実際、先制直後の2回には慎重になりすぎたのか、球が高くなった。それでも要所ではストライク先行で投げられる。さらに今年は真っすぐにスピード表示以上の球威を感じられるようになった。

 大竹の素晴らしいところは、打者のタイミングをいろんな手段でずらし、常に主導権を握れることだ。球種だけでなく、フォーム、投球間隔も使う。実際にやると難しい。一つ間違えると、自分のリズムも崩れてしまう。これをうまくできるあたりにクレバーさを感じる。

 最後に甲斐野にも触れたい。先頭を歩かせ、次打者を投ゴロに打ち取りながらも自分のファンブルで併殺を取れなかった。1イニングに2回ミスをすれば普通は失点する。開幕時に比べて疲れは見えるが、ここまで来ると神懸かり的だ。 (西日本スポーツ評論家)

=2019/05/03付 西日本スポーツ=

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