ソフトB、お祭り男3連戦の嫌な流れ変えた/藤原満氏の目

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西日本スポーツ評論家の藤原満氏

 ◆ソフトバンク12x-11楽天(3日・ヤフオクドーム)

 さすがはお祭り男だ。松田宣の初回の3ランが、低調だった打線に素晴らしい勢いをつけてくれた。カード初戦で零封され、勝った2戦目も初回の1点だけで責任を感じていたはず。そこで節目の一発でファンを総立ちにさせるんだから、本当に“いい役者”だ。

 体の丈夫さはもちろんだが、松田宣の一番の良さはあの元気印にある。この3連戦の嫌な流れも一発で変えた。彼のキャラクターならではだろう。復帰したグラシアルにも一発が出たし、デスパイネも調子を上げてきた。つながりが出てきた打線は上向くはずだ。

 故障者が多い中、若手の三森や周東らは自分を印象づけるプレーができているし、3回に痛いエラーをした牧原も直後にタイムリーを打った。取り返そうという思いが伝わったし、そうでないとプロでは生きていけない。そんな部分も今の貯金につながっている。

 やや心配なのは、甲斐野の状態だ。初めてのプロのシーズンで他球団との対戦が2回りし、疲れが見えている。フォークの落ちも良くないが、それは首脳陣も分かっているはず。もう一度修正するだけでなく、休ませながらの起用も必要だろう。(西日本スポーツ評論家)

=2019/05/04付 西日本スポーツ=