北九大・益田14K完投 福大破り首位

西日本スポーツ

14奪三振で完投し今季2勝目を挙げた北九大の益田 拡大

14奪三振で完投し今季2勝目を挙げた北九大の益田

「北九大―福岡大」【注】学年の白ヌキは左打者、左投手、□は両打ち 「九国大―西南大」【注】学年の白ヌキは左打者、左投手、□は両打ち

 ◆九州六大学野球春季リーグ第4週第1日 福岡大3-7北九大(3日・春日公園野球場)

 北九大が福岡大に逆転勝ちし4勝1敗で単独首位に立った。エース益田武尚(3年・嘉穂)が14奪三振で完投し今季2勝目を挙げた。九国大、西南大が4勝2敗で同率2位、福岡大は3勝2敗で4位。久留米大は九州大を破り今季初勝利を挙げ、両校が1勝5敗の5位で並んだ。

 最後の打者の投ゴロを処理すると、益田は小さくガッツポーズをつくった。前週まで同率2位だった福岡大との直接対決第1ラウンド。完投で今季2勝目を挙げ、エースの真骨頂を見せた。

 初回、福岡大の桜田に場外に飛び出す先制2ランを食らった。これで目を覚ました。「ここから抑えないと流れを持っていかれる」と気持ちを入れ直した。打線が逆転してくれた2回以降は毎回三振を奪い、その数14個。最速149キロをマークした。最終回にも148キロを出し、球速は最後まで落ちなかった。

 今季初勝利となった4月20日の九州大1回戦で16三振を奪うなど、今季は5試合、29回2/3を投げて43奪三振。「抑えようと投げているだけ。自然と三振が取れている」と無心でKの山を築いた。

 冬場は通っている治療院の先生の指導を受けて毎日トレーニングを行った。体幹を鍛え、上半身と下半身の強化メニューを1日ごとにこなして「脂肪が筋肉に変わった」と変化を実感。春先のキャンプで自己最速の150キロを出し、大台に乗った。昨季まで腰痛に悩まされてシーズンを通して投げたことはなかったが、開幕投手を務めた今季は、速球と変化球のコンビネーションを生かして先発、救援にフル回転。投手陣の大黒柱だ。

 西南大が九国大に敗れ、北九大は首位に立った。優勝争いはここからが正念場。「去年まで迷惑をかけてきた先輩に恩返して神宮に行きたい」。令和初の王者を目指し、益田は投げ続ける。 (前田泰子)

=2019/05/04付 西日本スポーツ=