デスパイネ&グラシアル3度目アベック 3戦2人で4発

西日本スポーツ

5回2死、左越えソロを放つデスパイネ 拡大

5回2死、左越えソロを放つデスパイネ

ベンチ前で得意のポーズを決めるデスパイネ 6回無死、右越えソロを放つグラシアル ベンチ前でシャドーボクシングパフォーマンスを披露するグラシアル こどもの日バージョンの先発メンバー デスパイネ&グラシアル全アベック弾

 ◆ソフトバンク7-2オリックス(5日・ヤフオクドーム)

 キューバ出身の2人が子どもたちの大好きなホームランをプレセントした。まずはデスパイネだ。2点差に迫られた5回2死。先発のK-鈴木がカウント1-1から投じた3球目の甘いカーブを捉えた。左翼席へ一直線。豪快な5号ソロを「感触は完璧。いいスイングができたと思う」と上機嫌で自賛した。

 6回はグラシアルが3号ソロで続いた。先頭で打席に入り、同じK-鈴木の初球スライダーを迷わず振り抜き右翼席へ。「前の打席まで打てていなかったのでコンパクトに振ることを意識した。芯でしっかり捉えられた。この状態を続けたいね」。左脇腹痛から復帰後、3試合連続安打&打点をマークし3戦2発。好調をキープする男は、デスパイネとのアーチそろい踏みに笑顔を見せた。

 こどもの日にちなみ、スコアボードの選手名は昨年同様に全て平仮名で表記された。試合前、ベンチで隣同士の位置に座った2人は「ですぱいね」「ぐらしある」の文字を凝視。来日1年目の昨年、5月5日は2軍にいたグラシアルは初めて見る光景だった。

 目線の先でスコアボードに指を重ねた自分の名前をたどたどしくなぞり、平仮名での書き方を急きょ勉強。野球以外でも真面目ぶりを発揮するグラシアルの姿を、来日6年目のデスパイネが優しく見守った。4日は左脚の張りを訴え試合序盤に途中交代。状態が懸念される中、3戦2発と不安を一掃する活躍を見せ7回途中まで出場した大砲は「キューバにもこどもの日があるんだ。日本の子どもたちに本塁打を贈れてよかった」と笑った。

 この3試合は2人で計4発、9打点。子どもたちを喜ばせ、初めて工藤監督の誕生日を目の前で祝ったグラシアルは「特別な日だと分かっていたからね。今年も勝ててよかった」とうなずいた。アベック弾は今季2度目で昨年から通算3戦3勝。力強さを増したキューバ出身コンビが、首位を固めつつあるチームをけん引する。 (山田孝人)

   ◇    ◇

 王球団会長「打線がうまくつながったね。デスパイネとグラシアルにも一発が出てよかった。グラシアルのライトへの当たりは、まるで左打者が打ったようだったね」

=2019/05/06付 西日本スポーツ=

PR

PR

注目のテーマ