バレー古賀「執念」で東京へ 前回リオは直前で落選

西日本スポーツ

 2020年東京五輪でメダル獲得を目指すバレーボールの女子日本代表が4月下旬から東京都内で始動した。就任3年目の中田久美監督(53)は、左膝靱帯(じんたい)損傷からの復活を目指す長岡望悠(27)=昨季イタリア・イモコでプレー=の背番号「1」を残す一方で、サバイバルの代表争いを予告。昨秋の世界選手権で存在感を発揮した古賀紗理那(22)=NEC=は大黒柱の自覚と覚悟をにじませた。

 令和版「東洋の魔女」のエースへ-。おっとりとした口調の中にも、古賀は覚悟をにじませた。「今年はチームとしても、個人としても結果が求められる。自分は点数を取ることが一番の役割。守備面でもチームに貢献できるようにしたい」。大黒柱として、東京五輪のメダル獲得を目指す中田ジャパンを支える。

 主力としての存在感を増したのが、昨秋の世界選手権だ。全12試合中、11試合に先発出場。チーム成績は6位に終わったが、古賀はエースポジションのレフトで攻守にわたってフル回転した。

 試合に出続けたことで見つかった反省点もある。同選手権ではコンスタントに得点を重ねた一方、競った場面でスパイクを決められずに苦しんだ。「どの試合にも勝負どころがある。そこでガツンとギアを上げるというか、そういうところを今季はもっと身に付けたい」と課題を胸に刻む。

 熊本信愛女学院高時代の2013年に日本代表に初招集された逸材。ただ、ここまでの道のりは順風満帆ではなかった。前回リオデジャネイロ五輪は予選を戦いながら、本番直前で代表落ち。「前回はあまり五輪に対して執着がなかった。そこがいけなかった」と振り返る。今回は黒後ら年下の選手も増え、4年前とは立場も違う。

 「今回はすごく意識していますし、1年後、もっと強くなった自分じゃないとダメだと思う」

 リオでエースだった長岡も負傷で長期離脱中だけに、「ポイントゲッターだったのでいないのは大きいけど、チームとして点数をどんどん取っていけるように」と誓う。1964年の前回東京五輪では金メダルを獲得し、列島を沸かせたバレーボール女子日本代表。新元号で迎える20年五輪。ドラマの再現は、古賀の右腕にかかっている。(伊藤瀬里加)

=2019/05/09 西日本スポーツ=

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