上林が苦しんだ3週間/プロ野球番記者コラム

西日本スポーツ

4月17日のロッテ戦で右手甲に死球を受けた上林 拡大

4月17日のロッテ戦で右手甲に死球を受けた上林

 「ここ(1軍)にいるのにもかかわらず、プレーできないことが悔しいし、申し訳ない」。そう、何度もこぼしていたのは4月17日のロッテ戦で右手甲に死球を受けた上林だ。5月6日に3度目の診察を受けると「右第4中手骨掌側剥離骨折」との診断。10日に出場選手登録を抹消された。

 負傷後も患部の状態を見ながらプレーを続けていた時期もあった。だが痛みに加えて、それに伴う不振に見舞われた。打率は1割9分6厘。全てが思うようにいかず、もどかしさに苦しんだ約3週間だった。症状も一進一退。今も腫れがある。

 過去2年間レギュラーを張った経験もあり、責任感も人一倍強い男だ。現在も柳田ら主力に離脱者がいる。その中で、戦線を離れることは悔しい限りだったに違いない。それでも「しっかり治して、また自信をもってプレーできるように」と気丈に誓った。苦難を乗り越え、糧にして。さらなる成長を遂げて帰ってきてくれると信じている。 (山田孝人)

=2019/05/11付 西日本スポーツ=