ソフトB武田先発剥奪 工藤監督示唆 また4回もたず2戦連続8失点

西日本スポーツ

4回途中に降板後、ベンチで顔を覆う武田 拡大

4回途中に降板後、ベンチで顔を覆う武田

2回1死一、三塁、ロッテ・荻野に適時打を許した武田(左) 武田の今季登板成績 ホークス今季ロッテ戦成績

 ◆ソフトバンク1-9ロッテ(10日・ヤフオクドーム)

 2試合連続サヨナラ負けした仙台からヤフオクドームに戻り、巻き返すはずだった一戦は、先発した武田翔太投手(26)が大誤算だった。4回途中で前回登板に続く8失点と大炎上。打線もグラシアルの一発以外にほぼ見せ場はなく、ロッテに7戦で6敗目を喫し、今季2度目の3連敗となった。それでも2位で並ぶ3チームに2・5ゲーム差の首位。11日はエース千賀で悪い流れを断ち切る。

 2年ぶりの2試合連続サヨナラ負けを喫した仙台の悪夢を振り払うことはできなかった。武田は初回からつまずいた。先頭荻野を四球で歩かせると、鈴木にヒットエンドランを決められ、いきなり無死一、三塁のピンチ。続く角中の内野ゴロの間に先制を許した。

 最速は152キロを計測し直球で空振りを奪う場面も度々あったが、2回は変化球を狙われ4安打を浴び3失点。その後も立ち直れずに、3回2/3で91球を要し被安打10、2試合続けて自己ワーストタイの8失点でKO。3敗目を喫した右腕は、7度目の登板にして6度目となるイニング途中での降板劇だった。

 「自分の調子がどうとかではなく、8失点という結果をしっかりと受け止めないといけない。前回、前々回もチームに迷惑をかけた。申し訳ない」

■ブルペンとは別人

 1日楽天戦はウィーラーの頭部に死球を与え危険球退場し、中1日で臨んだ前回3日の同戦は4回途中8失点(自責4)。武田にとっても奮起を求められるマウンドでの大失態。工藤監督も「ブルペンは今季一番というぐらい良かったらしいんですけど」と首をかしげた。防御率は5・97まで跳ね上がった右腕の処遇について「試合が少ないので、少しリリーフに回るという可能性もあります」と一時的な、中継ぎへの配置転換も示唆した。

 来週から2週間は週に5試合の予定で、東浜が1軍に同行しながら再調整中。週頭の14日西武戦(北九州)は中継ぎで開幕から11試合連続無失点中の松田遼らが先発候補に挙がる。救援陣をつぎ込んでいく「ブルペンデー」になると、その後の救援陣が手薄になることから、昨季の経験を踏まえリリーフの一員として復調のきっかけを取り戻す可能性はある。

 これでチームは今季2度目の3連敗。ロッテに対しては、早くもアレルギー症状が出ている。4月16日から敵地ZOZOマリンで3タテを食らって以来、これで4連敗。2013年8月以来、6年ぶりの屈辱だ。今季の対戦成績は1勝6敗と大きく負け越しリーグで唯一「借り」をつくってしまっているが、工藤監督は「別に苦手意識があるとは思っていない」ときっぱり否定。「明日はしっかりやり返せるように」。早く負の連鎖を断ち切りたい。 (鎌田真一郎)

   ◇    ◇

 倉野投手コーチ(4回途中8失点KOの武田について)「明日、あさってのことを考えると、どうしてもあの回まで投げさせざるを得なかった。抑えてほしい期待もあったけど。今の投球では先発の役割は果たせない。大量失点してしまうので、どうにか食い止めないといけない」

=2019/05/11付 西日本スポーツ=

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