J1大分6戦無敗3位キープ 藤本御前V弾 日本代表森保監督「代表候補の一人」

西日本スポーツ

後半7分、先制ゴールを決め喜ぶ大分・藤本 拡大

後半7分、先制ゴールを決め喜ぶ大分・藤本

後半7分、左足でゴールを決める藤本 視察に訪れた日本代表の森保監督 J1得点ランク上位(12日現在) 大分の今季成績

 ◆明治安田生命J1:第11節 湘南0-1大分(12日・ShonanBMWスタジアム平塚)

 あるぞ、たたき上げ代表入り! 大分トリニータの藤本憲明(29)がアウェー湘南戦の後半7分に左足で決勝弾を決めた。リーグ最多タイの今季7ゴール目で、チームも6戦連続負けなしの勝ち点23として3位をキープ。2017年までJ3でプレーしていた遅咲きのストライカーの活躍を、視察に訪れた日本代表の森保一監督も高く評価した。

■トップタイ7得点

 剛柔を兼ね備えたスーパーゴールをねじ込んだ。後半7分、後方からのロングパスを受けた藤本は、体を寄せてきた相手DFをはねのけてボールをキープし、後方から来た別のDFのタックルを切り返しでかわしてGKと1対1になると、左足でゴールを沈めた。「あの場面は(より集中して)ゾーンに入ってたので」。自賛の一撃に目を細めた。

 攻守に豊富な運動量で仕掛けてくる湘南に対応しながら、チーム最多の4本のシュートを放ち、最前線で攻撃の起点となった。身長175センチと大柄ではないが、体を巧みに使ってボールをキープするなど、得点以外にも貴重な働きをみせた。

 今季はJ1初出場だった鹿島との開幕戦で2ゴールを決める鮮烈なデビューを飾った。今回は4月6日の札幌戦以来、5試合ぶりの得点だったが「ずっとチャンスはあったので。決める、決めないは自分次第だった」と冷静に振り返った。

 日本代表の森保監督が視察に訪れていたことは、試合前に聞いたという。「自分は世代別の代表にも入ったことはない。あまり意識しないし、大分で積み重ねた先にあればいい」。森保監督も代表候補の一人と位置付けて今季のプレーを確認しており、このままの活躍が続けば代表入りも現実味を帯びてくる。

 片野坂監督は開幕前、J1残留を目指す今季の目標として勝ち点40~45という目安を掲げた。わずか11試合で、既に目標の半分に迫る勝ち点を挙げた。「この先も順位や得点ランクを意識せず、1試合に1点以上は取りたい」。J1に旋風を巻き起こす大分の攻撃は、たたき上げの頼もしい点取り屋が引っ張っている。 (松田達也)

◆藤本憲明(ふじもと・のりあき)

 1989年8月19日生まれ。大阪府出身。青森山田高。近大を経てJFLの佐川印刷(後の佐川印刷京都、SP京都FC)へ、2016年に鹿児島に移籍し、同年から2年連続J3得点王。18年に大分へ。17年にJ3、18年にJ2、今年はJ1の開幕戦でゴールを決めた。175センチ、69キロ。

   ◇    ◇

 日本代表・森保監督(この日の藤本のプレーについて)「DFとの駆け引き、体の使い方などがうまい選手。全ての選手に代表のチャンスがある。(藤本も)代表候補として見ていきたいと思う。J3、J2と得点を量産して、J1でも存在感を見せている。ここから相手が研究してくるので、厳しいマークの中で点を取り続けるか見ていきたい」

=2019/05/13付 西日本スポーツ=

PR

アクセスランキング

PR

注目のテーマ