九国大首位浮上 2位に福大と北九大/九州六大学野球

西日本スポーツ

今季リーグ戦に初先発し、6回を2失点に抑えた九国大・岩田 拡大

今季リーグ戦に初先発し、6回を2失点に抑えた九国大・岩田

九州六大学野球春季リーグ戦順位表 【注】学年の白ヌキは左打者、左投手、□は両打ち

 ◆九州六大学野球春季リーグ第5週第2日 九州大2-5九国大(12日・桧原運動公園野球場)

 九州六大学野球の春季リーグ戦(西日本新聞社など後援)第5週第2日は12日、福岡市の桧原運動公園野球場で3試合があり、九国大が九州大に5-2で勝って7勝3敗の首位で全日程を終了した。右肩痛から復調したエース岩田諒大(3年・自由ケ丘)が6回2失点と好投した。前日まで首位の福岡大は西南大に5-7で逆転負けし、6勝3敗の2位に後退。北九大は久留米大に13-1と大勝して6勝3敗の2位で並んだ。18日に九州大-福岡大、北九大-西南大の2試合があり、現時点で2位の両校がともに敗れれば、九国大の優勝が決定。両校がともに勝てば、九国大を含めた3校による優勝決定戦となる。どちらか1校が勝った場合は、勝ったチームと九国大が優勝決定戦を行う。

■九国大 岩田好投 勝利呼んだ

 痛みから解放された右腕がチームを救った。今季最終戦。負ければ、6月の全日本大学野球選手権につながる優勝の目はほとんど消える。そんな重要な試合で今春初先発した岩田が、九国大に貴重な勝利を呼び込んだ。

 「長いイニングを投げるのは楽しい。真っすぐが抜けて変化球中心になりましたが、今の状態で先発としては合格でしょう」。右肩痛が癒えたばかりの今春はここまで救援で2試合、計1回2/3を投げただけだった。

 そんな投手が6回を4安打2失点。一発は浴びたが、本人ならずとも合格点をつけたくなる好投だった。「あいつが投げられたら、ここまで苦労はしなかった。今日は賭けだった。投球練習もしてなかったので」と伊藤健治監督も本来のエースの奮闘に目尻を下げた。

 今春の岩田はリーグ戦第1週こそベンチ入りしたものの、大事を取ってその後は2週ほど登録から外れた。練習では最も投げた時で1日に50球。この日の107球は限界に近かったが、久々の100球超えは同時に自信ももたらした。

 「張りはありますが、優勝決定戦になったら、全試合投げるつもりです」。福岡大が西南大に敗れて2位に後退。全日程を終えて首位に浮上した九国大は、優勝か優勝決定戦への進出が決まった。春の王座を懸けた決戦になれば、岩田の右腕が絶対に必要になる。 (森本博樹)

=2019/05/13付 西日本スポーツ=