西武・山川100号日本人最速 秋山幸二氏超えた出場321試合目

西日本スポーツ

 ◆日本ハム3-6西武(12日・札幌ドーム)

 母の日に特大メモリアル弾! 西武の山川穂高内野手(27)が3回、左翼席最上段へ特大の今季14号、通算100号2ランを放った。プロ野球291人目。出場321試合目での達成は、球団OBの秋山幸二氏(本紙評論家)の351試合を上回る日本人最速だ。山川は女手一つで育ててくれた母に記念のボールを贈る予定。チームの連敗を5で止めた大砲の勢いは止まらない。

 連敗中の重い空気をメモリアルアーチが吹き飛ばした。左翼席の最上段まで架けたきれいな放物線。打球の行方を見届ける必要もない。ゆっくりと駆けだした。王手をかけてから24打席目での到達。山川が日本人最速となる出場321試合目で通算100号の大台に乗せた。

■王手から24打席目

 「完璧だったので打球も見ず、気持ち良かった。手に感触が残らないという感覚。打ち方はいろいろあるけど、理想でした」。3回1死二塁。バーベイトの直球を迷いなく振り抜いた。「どすこい!」ポーズの後、100号の記念ボードを掲げた。「うちでは中村さん(通算390本)がはるか上をいっているので。少しでも追いつけるように」と控えめに喜んだ。

 握りしめた100号の記念ボールは、母喜代子さんに手渡すつもりだ。「母の日に記念のホームランを打てて良かった。お母さんの念というか力なのかな。あそこまで飛ばせる体にしてくれて感謝しています」。女手一つで育てられた一人っ子。「お母さんの分まで僕が食べていた」。母は台所でパン一つをかじりながら山川に好きなだけ食べさせてくれたという。中学3年間で50キロだった体重が100キロまで増え、希代のアーチストの基礎がつくられていた。

 球団OBの秋山氏を大幅に上回る最速到達。「2軍でやっていたのが長いので、最速はピンとこないところもあるけど、うれしく思う」。7回には左越えの15号ソロを放ち、早速通算101号。1試合2本塁打は今季2度目で、本塁打王争いでもロッテのレアードに2本差をつけ、再び単独トップに立った。

 4番のバットはチームの連敗も5で止めた。通算100号を「意識してなかった」という大砲も連敗中はノーアーチ。「5連敗していたのでどうにかしたいと思っていた。チームにとっても大きかった」とうなずいた。次なるターゲットはシーズン50発。現在シーズン60発ペースで進んでいる。日本人最速の称号を得て、このままアーチを量産し続ける。 (小畑大悟)

 西武・辻監督(山川について)「いいところで打ってくれた。2ランもその後のソロも大きかった。並外れたパワーに技術もある。100号なんてまだまだでしょ。200、300といくでしょうから」

◆本塁打率10.87

 山川が通算100号。初出場から321試合での到達は歴代6位タイのペースで、日本人では最速だ。歴代最速はブライアント(近鉄)で246試合。1本塁打にどれだけの打数を要するかを示す本塁打率(打数÷本塁打)は100号到達時の山川は10.87。今年は9.57とシーズン序盤ながら好ペースで、本塁打王を獲得した昨年通算の11.51を上回っている。

=2019/05/13付 西日本スポーツ=

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