ソフトB甲斐、北九州の鬼 得意の地で獅子退治だ

西日本スポーツ

2017年7月19日の西武戦、3回にソロを放つ甲斐 拡大

2017年7月19日の西武戦、3回にソロを放つ甲斐

盗塁阻止率4割4分4厘の甲斐 甲斐の北九州での打撃成績

 福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手(26)が、好相性の北九州でチームを勝利に導く。当地では過去3試合に出場して、2打席連続本塁打を含む2本塁打で打率も6割2分5厘を誇るなど、打ちまくっている得意の地。チームは直近5試合で1勝4敗と、7勝2敗で快走したゴールデンウイークから一転して足踏み状態が続いているが、攻守でチームをけん引して勢いを取り戻す決意だ。

 首位に立つとはいえ、仙台で2試合連続のサヨナラ負けを喫したほか、苦手のロッテにも本拠地で負け越した。直近の5試合では1勝4敗。苦しい状況に見舞われているチームに勢いをもたらすべく甲斐は「自分のやるべきことをやるしかないと思っている。とにかく勝ちにつなげられるようにやっていく」と固く決意する。仕切り直しの一戦となるのは14日に北九州で今季初開催となる西武戦だ。

 ホークスの福岡移転30周年を記念した「WE=KYUSHUデー」として行われる北九州は、甲斐にとって思い出深い場所だ。2017年7月の西武戦では自身初の2打席連続弾など、自己最多タイの1試合4打点をマークして勝利に導いた。

 当地では計8打数5安打で5打点、2本塁打。打率も6割2分5厘。今年3月の巨人とのオープン戦でも本塁打を放つなど、好相性を誇っている。当の甲斐は「場所はどこでも変わらない」と意に介さないが、一時は1割を切った打率も現在は2割2分8厘と復調傾向であることは確か。いやが上にも期待は高まる。

 もちろん、守備でも勝利への一助となる。自慢の肩は今季も盗塁阻止率4割4分4厘と高いレベルをキープ。昨季のリーグ王者西武は現時点で、順位こそ5位に低迷するとはいえ、盗塁数は12球団トップの42をマークしているだけに「西武は打線もいい上に、足も使えるチーム。僕ができることで投手を助けられたらいい。とにかく勝ちたいです」。14日は2年目の椎野がプロ初先発となるだけに「甲斐キャノン」での手厚いサポートも誓った。

 工藤監督も「北九州の鬼だからね。何とか投手を助けてやってほしい」と甲斐に期待を寄せる。指揮官も認める「北九州男」が、チームを再び上昇気流に乗せる。 (山田孝人)

=2019/05/14付 西日本スポーツ=