ソフトB椎野きょうプロ初先発 西武戦「強気で攻める」

西日本スポーツ

キャッチボールで調整する椎野 拡大

キャッチボールで調整する椎野

練習中、笑顔を見せる(左から)大竹、椎野、高橋礼 力強いボールを投げ込む大竹 調整する高橋礼

 年男トリオで獅子退治だ!! 14日の西武戦でプロ初先発する2年目の椎野新投手(23)がチームを勢いづける強気の投球を誓った。今季初登板となった10日のロッテ戦では最速151キロの真っすぐを軸に2回無失点と好投。西武3連戦初戦という大役を任された。2戦目は大竹、3戦目は高橋礼がそれぞれ先発予定。亥(い)年生まれの若い3人衆が昨季のリーグ王者にぶつかり、2カード連続負け越し中のチームを立て直す。

■「イメージいい」

 196センチの長身右腕がどでかい仕事を成し遂げる。プロ初先発の相手は昨季リーグ王者の西武、しかも3連戦の先陣を切る。13日にヤフオクドームでキャッチボールなどを行い調整した椎野は「チームにいい流れが来るように強気で攻めたい」と大役に意気込んだ。

 西武戦の登板は昨年のクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦以来。この時は2回1失点ながら3三振を奪っており「割といいイメージがある」と自信をのぞかせる。昨オフに工藤監督から股関節のストレッチの重要性を教わったことがきっかけとなり、今季の直球の最速は入団時より約10キロ速い152キロをマーク。今季2軍戦で6試合に登板し2勝1セーブ、防御率1・00と結果に表れた。指揮官も「ボールの力と変化球(がいいし)、制球もしっかりできている」と認める。

 自主トレをともにした森の存在も成長を後押しした。食事量を増やすようアドバイスを受けたことで期間中に体重が5キロ増加。球威がアップした。14日の登板について倉野投手コーチは「中継ぎの1番手のつもりでやってほしい。継投で勝負したい」とブルペン陣をフル回転させる方針の中、椎野は“師弟リレー”の実現を目指す。「森さんが投げるということはチームが勝つ可能性が高いということ。そういう形になっているのがベスト。結果を出して恩返ししたい」

 3連戦の2、3戦目にはいずれも大卒2年目で同期入団の大竹、高橋礼が先発する。椎野は「これから先あるかないかのこと。面白いですよね」とおどけた上で、「2人の投げている試合をテレビで見ていて、自分も早く(1軍に)いきたいなと思っていた」と本音を明かした。

 チームは現在2カード連続で負け越し中。亥年生まれの先発3人衆に工藤監督も大きな期待をかける。「西武は打撃においてパ・リーグ一。そこを抑えればまた自信にもなると思うし、そういうチームだからこそやりがいがあると思って投げてほしい」。こんな時こそチームの現状打破に欠かせない“猪突(ちょとつ)猛進”パワーで、年男トリオが再び上昇気流に乗せる。 (長浜幸治)

 ◆椎野新(しいの・あらた)

 1995年10月10日生まれの23歳。新潟県胎内市出身。小4時に「黒川サンダース」で軟式野球を始める。黒川中では軟式野球部。新潟・村上桜ケ丘高では甲子園出場なし。国士舘大では東都2部リーグで通算53試合に登板し11勝21敗。2018年にドラフト4位で入団。レギュラーシーズンでは18年に1試合登板して2回で2失点。19年は10日のロッテ戦で2回無失点に抑えた。196センチ、95キロ。

   ◇    ◇

あす大竹「投球参考にさせてもらいます」

 15日に先発する大竹は中継ぎの負担減につながる投球を誓った。今季登板した6試合はいずれも7回以上投げており「中継ぎ陣に疲れが出てくる中、先発に求められるのは長い回を投げること」と自覚十分。14日に今季初先発する椎野に対して「(1軍に)上がってきて僕も(高橋)礼もうれしい。椎野の投球を参考にさせてもらいます」と笑顔を見せた。

16日 高橋礼3人3勝へ「頑張る」

 高橋礼も同期3人での先発ローテーション結成を喜んだ。自身は3試合目の16日に先発予定。開幕からここまで5試合で4勝を挙げ、いまだ無敗と好調をキープしているサブマリンは「まさか3人で並んで先発できるなんて思わなかった。1試合でのリレー継投は、想像していたけど。3勝できれば一番いいと思う。しっかり頑張りたい」と意気込んだ。

=2019/05/14付 西日本スポーツ=