ソフトバンク3カード連続負け越しの緊急事態 守護神森早くも3敗目

西日本スポーツ

9回1死一塁、西武・外崎(右)に逆転2ランを浴びた森 拡大

9回1死一塁、西武・外崎(右)に逆転2ランを浴びた森

逆転負けを喫し、腕組みする工藤監督とベンチを後にする森(38)、大竹(10) ホークスGW後の成績

 ◆ソフトバンク4-5西武(15日・ヤフオクドーム)

 工藤ホークスが西武との空中戦で痛恨の逆転負けを喫した。好調な4番デスパイネが4回に反撃ののろしを上げる9号ソロ。5回には一時勝ち越しとなる2打席連発の10号2ランを放ったが、1点リードの9回に登板した森が外崎に逆転2ランを被弾。守護神は早くも今季3敗目だ。チームは今季3度目の3連敗で、うち2度がゴールデンウイーク後。3カード連続負け越しの緊急事態となった。

■今季初被弾もう3敗目

 あと2アウトで勝利に酔えるはずだった。1点リードの9回1死一塁。スタンドの歓声は一瞬で悲鳴に変わった。打席に外崎を迎え、森が投じた初球だった。ど真ん中に吸い込まれたカーブを左中間テラス席へ運ばれた。今季初被弾は痛恨の逆転2ランだった。

 「今日負けたのは、僕の責任。次はないという思いでやる」。直後の攻撃は無得点に終わり、今季3度目の3連敗。今季3敗目となった守護神は全ての責任を背負い込んだ。

 開幕から抑えを務める今季は、登板11試合目まで無失点で防御率0・00。被安打もわずか2本だったが、4月24日のオリックス戦で今季初失点し、自身も初黒星。今月8日の楽天戦では2点リードの9回に登板して5連打を浴び、3失点でサヨナラ負けを喫した。

 今季初黒星から今回までの8試合は計14被安打で7失点。それでも、工藤監督の森への信頼は不変だ。「打たれる時もあるし、抑える時もある。大事なのはなぜ打たれたかというところ。これまで通り森君にはしっかり抑えをやってもらうつもり。そこ自体は変わりがない」と強調した。

 昨年4月に右股関節の故障で離脱したサファテの代役として中継ぎから抑えに回った。慣れない前半戦は失敗もあったが、7月以降は防御率1・62と安定。9月にはプロ野球記録のチーム7試合連続の7連続セーブを樹立し、37セーブで自身初タイトルも手にした。

 今春のオープン戦でも5試合に登板して、被安打はわずかに1本。サファテが現在もリハビリ中ということもあり、現在の守護神が森という認識はチーム全体で共通している。今季は故障者も多く、開幕から勝ちパターンの継投は試行錯誤が続くが、森だけは唯一不動といえる存在だ。

 野手陣も柳田や中村晃ら打の主力が離脱中。救援陣を含めた投手陣の踏ん張りで勝利をつかんだ試合も多く、疲労が出ていることも否めない。工藤監督も「踏ん張りどころだと僕も思うので、何とかしっかり踏ん張れるように」と表情を引き締めた。3戦連続の逆転負けで、3カード連続の負け越し。今は踏ん張るしかない。 (倉成孝史)

=2019/05/16付 西日本スポーツ=