J3北九州首位 基本徹底、フィジカル重視「考えるより動く」

西日本スポーツ

今季20得点を目標に掲げる北九州のディサロ燦シルバーノ(手前左) 拡大

今季20得点を目標に掲げる北九州のディサロ燦シルバーノ(手前左)

 昨季J3最下位だったギラヴァンツ北九州が現在首位と好調だ。開幕4連勝でスタートダッシュに成功し、8試合を終えて5勝2分け1敗、勝ち点17。過去にJ2の四つのクラブをJ1に昇格させた実績を持ち、今季から北九州を率いる小林伸二監督(58)は「考えるよりも動く」ことを選手に伝え、2016年以来のJ2復帰を目指す。

 北九州市内の練習場に、小林監督の大きな声が響いた。「いいコーチングだよ」「もう一人絡むと違うよ」とアドバイス。「戦術よりも、動いてチャレンジすること」と強調した。

 指揮官はトラップやポジションの位置など基本的な動きを細かく指導。昨年よりも2部練習を増やし「気持ちをピッチで表現する体力をつくった」とフィジカル面も重視している。

 小林監督が今季のポイントに挙げたのは、2-0の快勝をホームで飾った3月10日のFC東京U-23(23歳以下)との開幕戦。「昨季の結果もあり、選手たちはプレッシャーを感じながら戦った中で、勝ったのが大きい」。その後、開幕4連勝。J2時代も昨年の屈辱も知り、前線でチームを引っ張る池元友樹(34)は「新体制で結果がついてきたことが自信になったし、やってることは間違っていないと思えた」とうなずいた。

 今季は選手12人が加入。競争意識も高まり、3人がチームトップの2得点で並ぶ。開幕戦で先制点を挙げた法大出身のルーキー、ディサロ燦(あきら)シルバーノ(23)もその1人。開幕戦後にあばら骨を痛めて3戦離脱したが、復帰戦となった4月7日のアウェー富山戦でゴールを決めた。「目標は20得点。得点王を狙う」と意気込む。

 今季最多の観衆7553人を集めた5日の群馬戦も1-0で勝利。ディサロは「きつい状況の時に背中を押してくれる」とサポーターの声援に感謝した。

 19日には同じ勝ち点17で2位の讃岐と敵地で首位攻防戦。小林監督が「今やりたいことをぶつけていく」と誓えば、ディサロも「讃岐戦では1点と言わず、2、3点取りたい」と意気込む。ギラの逆襲物語は始まったばかりだ。 (広田亜貴子)

=2019/05/18付 西日本スポーツ=

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