ソフトバンク千賀並んだ5勝「流れ来る」中断直後に奪三振ショー
◆ソフトバンク2-1日本ハム(18日・リブワーク藤崎台)
ソフトバンク千賀の集中力が、チームに勢いを呼び込んだ。
日本ハム上沢との投げ合い。試合前から雨が降り続ける状況で「集中しないと試合が壊れると思った。そこだけを意識した」と言う。
足場の悪さが災いしたか野手陣にもミスが出る中、4回に先に1失点。裏の攻撃が無得点に終わったところで試合は中断し、試合再開まで1時間を要した。
ここで「試合の流れが変わると思った。しっかり投げたら流れが来る」とギアアップ。再開直後の5回に中島、西川、大田を3者連続三振に退けると、直後の攻撃で相手のミスもあり2点が入った。
結局7回を120球、4安打1失点で白星。試合後のお立ち台で「なかなか来られる場所ではない。本当にうれしい」とうなずいた。2013年に救援でプロ初勝利を挙げた球場で「(お立ち台からの)景色を見て、足、震えてたのを思い出しました」と笑った。
チームメートの高橋礼、日本ハム有原に並ぶリーグトップの5勝目に「まだまだ5月。シーズンは長い。気を引き締めて頑張ります」とかぶとの緒を締めた。防御率はごくわずかに悪化したが、見かけ上は1・26のまま。9個を加えた奪三振80、勝率10割とともに、パ・リーグ投手成績4部門でトップに立った。
=2019/05/18 西日本スポーツ=