ソフトBサファテ2カ月ぶり本格投球 月末にも実戦

西日本スポーツ

ブルペンで捕手を座らせて投げるサファテ 拡大

ブルペンで捕手を座らせて投げるサファテ

森へエールを送ったサファテ

 絶対的守護神の復活への道のりが見えてきた。昨春に右股関節の手術から状態が上がらずにファームで調整を続けているデニス・サファテ投手(38)が18日、本格的なブルペン投球を再開した。3月下旬にリハビリ組へ合流後では初めて。早ければ5月下旬の実戦復帰が見えてくる。救援陣がフル稼働する中、チームにとって朗報だ。

 背番号58が筑後の屋内練習場ブルペンで力強く腕を振った。捕手が座った状態で変化球を交えながら13球。投球を終えた右腕の表情は明るかった。「体の状態は今までと比べものにならないくらい良かった。きょうは5、6割の力で投げて股関節に異常がないことを確認できた。次のステップに進めるね」

 見守った斉藤リハビリ担当コーチも回復ぶりを感じている。「体感では140キロは出ていたと思う。体は大丈夫そうだし、内容も投げるたびにどんどん良くなってくるでしょう」とうなずいた。来週までブルペン入りを重ね、順調なら5月下旬から6月上旬の間に実戦復帰する見込みだ。

 今春キャンプ中の2月10日に来日したサファテは、3月13日の巨人戦で約11カ月ぶりに実戦復帰。オープン戦3試合に登板したが、状態が上がらず開幕1軍を外れていた。リハビリ組では下半身のトレーニングやネットスローを地道に継続。5月上旬からブルペンで立った捕手への投球を重ねてきた。回復を実感しつつも、「中途半端には(1軍に)戻れない。しっかりとした状態で戻る」と復帰を焦るつもりはない。

 5月に入り、中継ぎの甲斐野や嘉弥真、そして抑えの森に黒星が付くなど救援陣に疲れが見える中、サファテは現守護神に熱いメッセージを送った。「クローザーは大変なポジション。森は周りに若い投手が多い中、あの年(27歳)で先頭に立ってやっている。失敗しても弱みは見せられない。自分を信じて投げてほしい」。そして、こう言い切った。「救援陣のみんなを助けるため、僕は一日でも早く戻るよ」。サファテの完全復活は近い。 (長浜幸治)

=2019/05/19付 西日本スポーツ=