ソフトB森、鬼の3人斬り 15日の初被弾後初セーブ

西日本スポーツ

9回に登板し3人で仕留め、甲斐(右)と握手する森 拡大

9回に登板し3人で仕留め、甲斐(右)と握手する森

11セーブ目を挙げた森

 ◆ソフトバンク2-1日本ハム(18日・熊本)

 「火の国」熊本で、守護神の森がいつも以上に熱いハートをたぎらせた。わずか1点リードの9回。先頭の王柏融を内角球で詰まらせ遊飛に打ち取ると、続く渡辺もインサイドで詰まらせ遊ゴロに仕留めた。最後は、平沼を甘めのコースながら気持ちの乗った144キロ直球で押し込み力ない左飛。三者凡退で試合を締め、千賀の5勝目とチームの白星を守りきった。

 今季11セーブ目は自らへの「リベンジ」でもある。「打たれてばかりだし、しっかりゼロに抑えられたのはよかった。チームが勝ったことが一番」。マウンドで鬼の形相だった守護神から試合後、自然と白い歯がこぼれた。

 15日の西武戦は1点差の9回に登板すると、外崎に痛恨の逆転2ランを被弾。自身今季初被弾で2敗目を喫し、チームは3連敗となった。翌16日も登板し三者凡退で試合を締めたが、4点リードの状況でセーブはついていない。この日は被弾後初のセーブシチュエーション。そこで完璧な投球を披露できたのは、自身にもチームにも大きい。

 失敗を決して引きずらないのが森の強さ。「切り替えは人より早いと思う。防御率0・00の投手はいない。打たれたら早く次投げたいと思う」。他の投手、そしてチームの白星も消しかねないポジション。悔しさは誰よりも味わうが、落ち込むより、次のマウンドでそれを取り返すのが森の流儀だ。

 この日は現在リハビリ中で公私ともに慕うサファテが、自身に「痩せろ」というメッセージを送ったという記事を目にした。親しみを込めて“リツイート”。「痩せろ、とか言ってたしアイツ。(サファテは)体重を戻した方がいい。何かおいしいものでも食べに連れてってあげようかな」と、「いまの守護神は俺だ!」と言わんばかりにおどけた。時に失敗はあっても、このずぶとさがある限り、最終回のマウンドは安心だ。 (倉成孝史)

=2019/05/19付 西日本スポーツ=

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