ソフトバンク鹿児島9連勝 95年から「不敗神話」継続

西日本スポーツ

1回1死一塁、先制2ランを放ち、次打者デスパイネ(左)とタッチを交わすグラシアル 拡大

1回1死一塁、先制2ランを放ち、次打者デスパイネ(左)とタッチを交わすグラシアル

ホークスの鹿児島9連勝 デスパイネ&グラシアル全アベック弾

 ◆ソフトバンク4-2日本ハム(19日・鹿児島)

 18日の熊本に続き、激しい雨がたたきつけた鹿児島での「WE=KYUSHUデー」で、キューバコンビが勝利を演出した。初回に3番グラシアルが先制の7号2ランを放つと、4番デスパイネも4回に11号ソロ。本塁打攻勢でリードを奪ったソフトバンクは5回裏終了、降雨コールドで3連勝。キューバコンビのアベック弾が出た試合は通算5戦5勝、鹿児島では1995年から9連勝と「不敗神話」を継続した。

 「キューバコンビ」の描いた放物線が、鹿児島の激しい雨を切り裂いた。初回1死一塁。絶対に先制点が欲しい状況で、グラシアルが今季初の3番でのスタメン起用に応えた。上原の外角直球をバックスクリーン右に運ぶ先制の7号2ラン。5月は早くも6発目だ。

 常に物静かな笑みを口元に浮かべる来日2年目の助っ人は「打った瞬間はセンターフライと思った。風のおかげだね」と笑みを浮かべた。1点差とされた直後の4回は4番デスパイネが11号ソロ。グラシアルとほぼ同じ場所に、5月は8本目のアーチを架けた。

 打たれた瞬間に上原が両膝に手をついてうなだれたほどの一撃を、デスパイネは「完璧な当たり」と自画自賛した。川島のソロも含めた3発で全得点を挙げたチームは降雨コールドで勝利。グラシアルも「勝利につながるいいホームランだった」と胸を張った。

 グラシアルとデスパイネがアーチ競演した試合は5戦5勝。しかも、昨季は1度だったが、今季は5月に4度と急ピッチで増えている。デスパイネは「それ(2人の不敗神話)は初めて知ったけど、とてもうれしい。続けていければいいね」と笑顔を見せた。

 中断も挟んだ試合は結果的に雨も味方につけて、鹿児島ではダイエー時代の1995年から9連勝。前日18日の熊本に続く雨中の勝利で、こちらの「不敗神話」も継続した。福岡移転30周年を記念して、九州5都市で開催した「WE=KYUSHUデー」も3勝1敗1分けと勝ち越した。

 日本ハムとの上位対決に2連勝。工藤監督は「ホームランの魅力、威力というか。いいところで出てくれた」と喜んだ。さらに「今日しか見に来られないファンもいたと思う。選手は最後までやるつもりでいたし、勝つところを見せられて良かった」と振り返った。

 ゴールデンウイーク後の失速から立ち直り、4カードぶりのカード勝ち越し。21日からは沖縄で西武との2連戦に臨む。アベック弾の2人だけでなく、中継ぎで好投を続けるモイネロらも含めたキューバ勢が、沖縄でもチームを引っ張る。 (長浜幸治)

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