雨にも負けないスイッチ/プロ野球番記者コラム

西日本スポーツ

 地元関係者の安堵(あんど)の表情が印象的だった。18日の熊本での日本ハム戦は試合前から雨が降り続き、4回終了後には1時間の中断。それでも終盤は青空ものぞき、無事に試合は9回まで行われた。昨年は雨天中止だっただけに、朝から開催へ向けて全力を尽くしていた熊本の方々の喜びもひとしおだろう。

 雨のため、試合前練習は両チームともに熊本市内2カ所の室内練習場で行った。雨の強さ、予報から、記者も完全に中止だと思い込んでいた。試合がなかった場合の記事を考えながら、開催か中止かの判断を待っている選手らと雑談している時。携帯の雨雲レーダーを見て、今後も雨が降り続くと話していると、ある選手に強い口調で言われた。「もう(試合への)スイッチ入れてるんだから、余計なこと言わんでくださいよ」。今宮だった。試合では1点を追う5回の好機に、左前打を放ち逆転につなげた。プロ10年目。心技体全てで成長を感じさせてくれる。 (倉成孝史)

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