西武・山川「泣きそう」ド派手凱旋 両リーグ最速20号

西日本スポーツ

 ◆西武7-6ソフトバンク(21日・沖縄セルラースタジアム那覇)

 故郷の夜空に高々とアーチを描いた。総立ちのファンが指笛を吹き鳴らす。これをみんなが待っていた。主役は右手で漆黒のバットを誇らしげに掲げ、かみしめるようにダイヤモンドを回る。7回1死一、二塁。西武の山川が両リーグ最速20号となる左越え3ランを放った。

 「沖縄の皆さんのために打ちました。鳥肌全開です。泣きそうだった。今までの野球人生で一番うれしいホームラン。期待に応えたい。沖縄に恩返しをしたい気持ちだった。最高でした」

 感情が爆発するほど誰よりも待ち望んだ凱旋(がいせん)ゲーム。2年前の沖縄での公式戦は2軍で、この場に立てなかった。本塁打キングの金看板を背負い、自信を持って乗り込んだ。2日間合わせて300人を招待。そして、最高の結果で応えてみせた。

 相手先発のマウンドには東浜がいた。1学年上のスーパースター。「雲の上の人。(春の)甲子園で優勝して、沖縄を引っ張ってきた存在。負けじとホームランを狙った」。3回の好機はフルスイングで空振り三振。「とにかく楽しかった」。思わず笑みがこぼれた。

 沖縄県出身選手では初めて、沖縄での公式戦でアーチを放ち、沖縄の球史にその名を刻んだ。昨年の7月1日より1カ月以上速い20号到達に加え、50打点も一番乗り。チームも12試合ぶりの5割復帰だ。「すごい気持ち良かった。俺、有名人になったんだなと思った。今日はいい一日だった」と笑った。 (小畑大悟)

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