ソフトバンク水曜も沖縄も勝てない 大竹今季最短5回途中6失点

西日本スポーツ

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5回途中、降板する大竹

5回途中6失点の大竹 西武に連敗、一礼して引き揚げる工藤監督 大竹の今季登板成績 ソフトバンク今季水曜日成績

 ◆西武7―3ソフトバンク(22日・沖縄セルラースタジアム那覇)

 苦手の沖縄での「魔の水曜日」に、防御率1点台の大竹耕太郎投手(23)が沈んだ。自己ワーストの12安打を浴び、今季最短の4回2/3でまさかのKO。4回にはバックの拙守にも足を引っ張られた形の3失点で逆転を許した。今季最多の6失点(自責4)で降板した左腕の不調も響き、沖縄での公式戦は昨年から4連敗で、今季の水曜日は1分けの後に7連敗。日本ハムに勝った2位楽天に1ゲーム差に詰め寄られた。

 なぜか勝てない。4点を追う9回の攻撃は無得点で終了。ビジターとはいえ、ホークスファンも多く駆けつけた那覇のスタンドからはため息が漏れた。「去年に引き続きすいません。何とか『一つは勝って』と思っていたんですけど…」。沖縄での公式戦は4戦全敗。工藤監督の声も沈んだ。

 その沖縄以上に相性が悪いのが、1分け後に7連敗となってしまった今季の水曜日だ。2連敗したとはいえ、まだ貯金が五つあることを考えても異常なデータといえる。「水曜日+沖縄」。防御率1点台の左腕大竹でも、この二重の悪夢からチームを救えなかった。

 「早い回で降板することになってしまい、申し訳ない」。大竹は敗戦の責任を背負い込んだ。西武打線に自己ワーストとなる12安打を浴び、今季最多の6失点(自責4)、今季最短の4回2/3でKO。今季8試合目で初めてクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)も逃した。

 防御率1・43で先発マウンドに上がったが、本来の安定感が影を潜めた。1点リードの3回は連打と外崎の犠飛で同点にされ、再び1点を勝ち越した直後の4回には今季初めて1イニングで3点を失った。クレバーな左腕は「今日は何がいいか、何が悪いのかも分からなかった」と振り返った。

■山川封じで意地見せた

 4回は先頭の森からの3連打で同点とされ、さらに2死二、三塁から秋山のゴロを処理しようとした二塁手の明石が痛恨のタイムリーエラー。味方のミスに足を引っ張られた直後、源田にも適時打を許した。イニングの途中で降板した5回にも失点し、防御率は1・96に悪化した。

 それでも、次につなげる意地は見せた。前回登板した15日に2発を浴びた4番山川は、3度の対戦で無安打に抑えた。前日21日に地元沖縄で12球団最速の20号を放った大砲に細心の注意を払い、2回は内角を中心に攻めて右飛。3回の空振り三振に続き、4回2死満塁でも右飛に仕留めた。

 日本ハムに勝った2位楽天に1ゲーム差に詰め寄られたが、工藤監督は「ピッチャーにも当然いいときも悪いときもある。今、打線が悪くはないので、またしっかり切り替えていく」と前を向いた。「沖縄+水曜日」の悪夢を継続してしまった黒星を引きずる暇はない。 (倉成孝史)

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